クローゼット・押入れのカビ対策と取り方
2026/08/18
クローゼット・押し入れのカビの取り方|大切な衣類を守る対処法と、再発させない予防のコツ
こんにちは。カビバスターズ福岡です。
「クローゼットの奥の壁が黒ずんでいる」「押し入れを開けるとカビ臭い」「大切な服にカビが生えてしまった」——夏場になると、福岡県内からこうしたご相談が増えます。
クローゼットや押し入れは、家の中でも特にカビが発生しやすい場所です。締め切られて風が通らず、衣類や布団の湿気がこもり、壁の裏側は結露しやすい。カビにとって好条件がそろっています。しかも、収納の奥や壁の裏で進行するため、気づいたときには衣類にまで被害が及んでいることも少なくありません。
この記事では、クローゼット・押し入れにカビが発生する原因、正しい取り方、大切な衣類を守る予防法、そして再発する場合の根本的な対処まで、カビ取り専門の視点で解説します。
目次
クローゼット・押し入れにカビが生えやすい理由
クローゼットや押し入れにカビが集中するのには、明確な理由があります。
風が通らず、湿気がこもる
扉を閉めきっているため空気が動かず、湿気が逃げません。衣類や布団が呼吸するように出す湿気も加わり、収納内の湿度が上がります。
衣類・布団が湿気を持ち込む
着た服の汗や湿気、押し入れにしまった布団の湿気が、収納内にこもります。特に、しっかり乾いていない衣類をしまうと、それがカビの原因になります。
壁の裏側で結露が起こる
クローゼットや押し入れは、外壁に面していることが多い場所です。外壁側の壁は外気の影響で冷えやすく、室内の湿った空気との温度差で結露します。壁の裏側で結露が起こると、そこからカビが発生し、収納内の壁に広がります。
ホコリが栄養源になる
収納の奥は掃除が行き届かず、ホコリが溜まります。ホコリはカビの栄養源です。
これらの条件が重なり、クローゼット・押し入れはカビの温床になりやすいのです。特に梅雨から夏にかけての高温多湿の時期は、被害が急増します。
衣類にカビが生えたときの対処
大切な衣類にカビが生えてしまった場合の対処です。ただし、素材やカビの程度によっては、家庭での対処が難しいこともあります。
白カビ(表面にふわっと付いたもの)
比較的落としやすいカビです。屋外で、ブラシやティッシュで表面のカビを払い落とし(胞子が飛ぶので必ず屋外で)、消毒用エタノールを含ませた布で叩くように拭きます。その後、しっかり乾かします。洗える衣類は、その後に洗濯を。
黒カビ(繊維に染み込んだもの)
黒い斑点として繊維に入り込んだ黒カビは、家庭では落としきれないことが多いです。酸素系漂白剤でシミが薄くなることもありますが、色柄物やデリケートな素材は変色の恐れがあります。大切な衣類は、無理をせずクリーニング店(カビ取りに対応した店)に相談するのが安全です。
いずれの場合も、カビの生えた衣類をそのまま他の衣類と一緒にしておくと、カビが移ることがあります。見つけたら早めに分けて対処してください。
クローゼット・押し入れのカビの取り方
収納内の壁や天井、床のカビの取り方です。
軽度のカビであれば、消毒用エタノール(濃度70〜80%程度)を布に含ませて拭き取ります。押し入れの木部やクローゼットの壁紙は、水や塩素系漂白剤に弱いため、揮発性で素材を傷めにくいエタノールが適しています。
手順は、まず収納内のものをすべて出し、換気します。マスク・手袋を着用し、エタノールを含ませた布で、カビを押さえるように拭き取ります(こすらない・胞子を広げない)。拭き終わったら、扉を開けて十分に乾燥させます。湿気が残ると、すぐに再発します。
塩素系のカビ取り剤(カビキラーなど)は、木部や壁紙を変色・劣化させるため、押し入れやクローゼットには使わないでください。
大切な衣類を守る予防のコツ
カビを取っても、環境が変わらなければ再発します。クローゼット・押し入れのカビを防ぐ、5つのポイントです。
換気する:週に1〜2回は扉を開け放ち、風を通す。晴れて乾燥した日が効果的。サーキュレーターや扇風機で風を送るとなお良い
詰め込みすぎない:収納は7〜8割程度に。すき間を作ることで空気が通り、湿気がこもりにくくなる
湿気対策グッズを使う:除湿剤を置く、すのこを敷いて床から離す、湿度計で収納内の湿度を把握する
衣類を乾かしてからしまう:着た服や洗濯物は、完全に乾いてから収納する。一度着た服をすぐ戻さない
ホコリを掃除する:収納の奥や隅を定期的に掃除し、カビの栄養源を減らす
これらを習慣にすると、クローゼット・押し入れのカビはかなり防げます。
何度も再発する・壁の裏まで及んでいる場合
掃除しても再発する、壁一面にカビが広がっている、収納の奥がいつもカビ臭い——こうした場合は、収納内の表面だけでなく、壁の裏側でカビが進行している可能性があります。
前述のとおり、クローゼットや押し入れは外壁に面していることが多く、壁の裏側で結露が起こりやすい場所です。壁の裏や、押し入れの奥の板の裏でカビが繁殖していると、表面を拭くだけでは解決せず、再発を繰り返します。
カビバスターズ福岡では、こうした見えない場所のカビを調べるため、スイッチやコンセントのカバーを外し、その開口部からファイバースコープ(細い内視鏡カメラ)を挿入して、壁の内部を直接確認します。壁を壊さずに、裏側でカビが起きていないかを把握できます。
そして、当社の担当者は建築歴30年の大工経験があります。クローゼットや押し入れがどのような構造になっているか、なぜその壁が結露するのかを、建物の構造から見極められます。原因が断熱の不足なのか、換気の問題なのかを特定し、表面のカビ取りだけでなく、根本原因への対策までご提案します。
こんな場合は専門業者へ
以下に当てはまる場合は、専門業者への相談をおすすめします。
●カビが壁一面など広範囲に広がっている
●掃除しても、同じ場所に再発を繰り返す
●収納の奥や壁がいつもカビ臭い
●衣類や布団に次々とカビの被害が出る
●押し入れの板やクローゼットの壁の奥まで、カビが染み込んでいる
クローゼット・押し入れのカビでよくある質問
クローゼット・押し入れのカビについて、よくいただく質問にお答えします。
Q. 除湿剤を置いているのにカビが生えるのはなぜですか
除湿剤は湿気を吸ってくれますが、容量には限りがあります。詰め込みすぎで空気が動かない、壁の裏で結露している、といった場合は、除湿剤だけでは追いつきません。除湿剤に加えて、換気と、詰め込みすぎない工夫が必要です。それでも再発する場合は、壁の裏側が原因のこともあります。
Q. サーキュレーターは効果がありますか
効果的です。クローゼットや押し入れの扉を開け、サーキュレーターや扇風機で風を送ると、こもった湿気を追い出せます。特に、風が届きにくい奥や隅に空気を動かすことで、カビの発生を抑えられます。晴れて乾燥した日に行うと効果が高まります。
Q. ウォークインクローゼットもカビ対策は同じですか
基本は同じですが、ウォークインクローゼットは容積が大きく、衣類の量も多いため、より湿気がこもりやすい傾向があります。24時間換気の給気口があれば塞がない、除湿機を置く、定期的に扉を開けるなど、換気を特に意識してください。
Q. 押し入れの「白い粉のようなカビ」は何ですか
押し入れの木部やベニヤ板に出る白いふわふわしたものは、白カビであることが多いです。初期であれば消毒用エタノールで拭き取れますが、広範囲だったり、拭いてもすぐ再発したりする場合は、湿気の根本原因への対処が必要です。
Q. 賃貸の押し入れのカビは、どうすればいいですか
まず消毒用エタノールでの拭き取りなど、できる範囲で対処します。ただし、壁一面のカビや、構造(結露・断熱)が原因と思われる場合は、管理会社や大家さんに相談してください。建物側の問題であれば、貸主負担で対応されることもあります。
まとめ
クローゼット・押し入れのカビについて、整理します。
1,締め切り・衣類の湿気・壁裏の結露・ホコリが重なり、カビが生えやすい
2,衣類の白カビは対処できることがあるが、黒カビはクリーニング店に相談を
3,収納内の壁のカビは、消毒用エタノールで拭き取る(塩素系は不向き)
4,予防は「換気・詰め込まない・湿気対策・乾かしてしまう・掃除」の5点
5,再発を繰り返す、壁の裏まで及んでいる場合は、業者への相談を
クローゼット・押し入れのカビは、大切な衣類や布団に被害が及ぶ前に、早めの対処が肝心です。表面を掃除しても再発する場合は、壁の裏側でカビが進行している可能性があります。
カビバスターズ福岡では、ファイバースコープによる壁裏の調査、微生物対策協会と連携した真菌検査、建築30年の経験に基づく原因究明まで対応しています。福岡県全域(福岡市・北九州市・久留米市ほか)を中心に、山口・熊本・佐賀・大分・長崎・宮崎にも対応しています。
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