青カビの特徴とリスクをカビ取り専門業者が徹底解説!家庭での予防法も紹介
2025/03/15
目次
青カビとは?
青カビは、正式名称をペニシリウム(Penicillium)属といい、約300種類以上もの仲間が存在する代表的なカビです。名前の通りコロニー(集落)が青緑色に見えるのが特徴で、カビの中でも比較的よく目にする種類です。胞子が空気中に飛び散りやすく、世界中のあらゆる環境に広く分布しています。実際、カビの胞子は普段から屋内外の空気中に浮遊しており、条件が揃えばどこにでも青カビが発生し得ます。
青カビは見た目が青や緑がかった色をしており、表面はふわふわとした綿毛状かつ粉っぽい質感を帯びます。例えば、長期間放置されたパンや果物に生える青いカビの斑点は、この青カビによるものです。種類によっては白や灰色っぽく見える場合もありますが、多くは青緑色のカビ斑として現れます。
青カビが生えたパンの例です。パンの表面に青緑色の斑点状のカビが広がっているのが分かります。このように食品の水分や栄養分を栄養源にして、青カビは短期間で繁殖してしまいます。生えてしまった食品は見た目だけでなく風味も損なわれ、安全のため口にしない方が良いでしょう。
青カビは食品以外にも、家庭内のさまざまな場所に発生します。特に湿気が多い場所や汚れが栄養になる場所に好んで繁殖します。以下は一般家庭で青カビが発生しやすい例です:
・浴室・洗面所:タイルの目地やシャワーカーテン、洗面所の隅など湿度の高い場所に発生。
・キッチン:流し台の下、三角コーナー、生ゴミ周りなど水気や食品カスがある場所。
・冷蔵庫内:パッキン(ゴムパッキン)部分や古い食品の表面。冷蔵庫でも密閉空間で湿度が高いとカビが生えることがあります。
・壁紙・畳・カーペット:結露しやすい窓際の壁紙や、湿気を含んだ畳・じゅうたんに発生。
・クローゼット・衣類:収納内の湿気やホコリを栄養に、革製品や布にもカビが生えることがあります。
このように青カビは家庭内の至る所で発生しうる身近な存在です。なお、青カビの中には有用な種類も存在します。たとえば、カマンベールチーズやブルーチーズの製造に使われるカビは青カビの一種ですし、世界初の抗生物質ペニシリンを生み出す菌もペニシリウム属の青カビです。しかし、一般家庭で発生する青カビは食品を腐敗させたり悪臭の原因となったりする害カビであり、そのまま放っておくと人の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
青カビの発生原因とリスク
環境要因(湿度・温度):青カビが発生する主な原因は、ズバリ湿度の高さと適度な温度です。カビは湿度が60%以上になる環境を好み、多湿状態が続くと一気に繁殖します。特に梅雨時や夏場など湿度が高い季節には青カビが活発になりやすいです。また通気性が悪い密閉空間や、水漏れ・結露で常に湿っている場所も格好の繁殖場所となります。室温については青カビは20~30℃程度でよく繁殖すると言われていますが、多少前後しても湿度さえ高ければ発生するため、「湿気を溜めないこと」が何より重要です。
なお、青カビは条件が整えばわずか数日で目に見えるほど増殖します。一箇所に生えたカビが胞子を飛ばし、気づけば周囲一帯に広がってしまうこともあります。早めに手を打たないと、壁や食品がカビだらけ…という事態にもなりかねません。
付着しやすい素材:青カビは空気中を漂う微小な胞子が物の表面に付着し、そこで生育します。その際、有機物や水分を含む素材ほど発生しやすくなります。食品はもちろん、木材や紙、布製品などはカビの栄養源となる成分(糖分や繊維質)が含まれるため青カビにとって絶好の繁殖床です。例えば、木製の棚板にカビが生える、蔵書の表紙が青カビで斑点だらけになる、クローゼット内の革靴やバッグに青っぽいカビが付着する、といった事例も少なくありません。逆にガラスや金属など栄養分のない素材には直接は根を下ろしにくいですが、水滴やホコリが付いた状態だとその汚れを足がかりにカビが広がることがあります。
壁に発生した青カビの例です。湿気の多い場所では、この画像のように壁紙やコーキング部に青緑色のカビが点々と繁殖することがあります。換気不足や結露が原因で一度カビが生えると、胞子が飛散して周囲にも広がりやすくなります。見た目だけでなくカビ特有のカビ臭が発生し、住環境の悪化を招きます。
健康被害のリスク:青カビによる健康被害も見逃せません。カビが成長する際には大量の胞子が空気中に放出されます。これらを吸い込むと、人によってはアレルギー症状(鼻水・くしゃみ・喘息、目や皮膚のかゆみなど)を引き起こすことがあります。特にカビアレルギーを持つ方や、喘息など呼吸器系の持病がある方、小さなお子様や高齢者は影響を受けやすいため注意が必要です。さらに、青カビの中にはマイコトキシンと呼ばれる有害なカビ毒を産生する種類も存在します。これらのカビ毒を含む空気を長期間吸い込んだり、カビの生えた食品を誤って口にしたりすると、頭痛・吐き気など体調不良を招く恐れがあります。実際に、食品上の青カビが産生する毒素によって食中毒同様の症状(嘔吐、下痢、腹痛)が起きた例も報告されています。
青カビ自体がすべて危険というわけではありませんが、大量発生した場合や体質によっては健康リスクとなり得ることを覚えておきましょう。
なお、青カビは健康面だけでなく住まいへの被害も及ぼします。壁紙にシミや変色を残したり、木材を腐らせたりして建材の寿命を縮めてしまうことがあります。大切な家具や本が台無しになるケースもあり、やはりカビ自体を発生させないことが一番の対策です。
カビバスターズ福岡の青カビ除去方法
青カビが発生してしまった場合、早めの除去が肝心です。ただし自己流の掃除では表面上きれいになっても根を残して再発してしまうケースが多々あります。ここでは、市販のカビ取り剤を使った対処法と専門業者による除去方法の違いについて解説します。
市販のカビ取り剤との違い:ドラッグストアなどで手に入る塩素系のカビ取り剤(カビキラーなど)は手軽に使えて一時的な効果があります。しかし、こうした市販品は安全性を考慮して薬剤の濃度が抑えられており、根深いカビには十分な効果を発揮できないことがあります。薄いカビ汚れであれば落とせても、シミのように定着した頑固な青カビは色素が残ったり菌糸(カビの根)が素材内部に残存したりしがちです。また、市販の塩素系剤は使い方を誤ると有毒な塩素ガスが発生する危険もあります。例えば酸性の洗剤と混ざると猛毒のガスを発生するため取り扱いには注意が必要です。十分な換気やマスク・手袋の着用など、安全面にも気を配らなくてはなりません。一方、カビ取り専門業者(カビ取り業者)は業務用の強力な薬剤と機材を用い、素材を傷めないプロの技術でカビを根こそぎ除去します。市販品では手に負えない範囲まで徹底的にカビを退治できるのが大きな違いです。
専門業者による効果的な除去手順:カビバスターズ福岡では、自社開発のMIST工法®という特殊な施工方法で青カビを除去しています。具体的な手順の一例を挙げると、次のようになります。
1.カビの検査・状況確認:まずカビの種類や繁殖範囲を調査します。必要に応じて「カビ菌検査」を行い、青カビか他のカビかを特定します。これによって最適な薬剤選択や施工方法を判断し、素材を傷めずに処理する方針を立てます。
2.表面のカビ除去・清掃:次に、カビが生えている箇所の表面を清掃します。ブラシやヘラでカビのコロニーをできるだけ物理的に除去し、掃除機で吸い取るなどして胞子の飛散を抑えます。周囲に飛んだ胞子にも注意しながら、作業箇所をアルコール消毒することもあります。
3.除カビ剤の施工(MIST工法による深部除去):独自の除カビ剤を霧状に噴霧し、素材の奥深くまで薬剤を行き渡らせます。微粒子ミストが目に見えないカビの根(菌糸)や空気中の胞子にまで行き届き、カビを根本から分解・殺菌します。この工程により、表面だけでなく内部に潜んだカビ菌までしっかり除去することが可能です。
4.防カビ剤の施工(再発防止処理):除カビ後、仕上げに防カビ剤(抗菌剤)を吹き付けます。防カビ剤が素材表面にコーティングされることで、抗菌効果の持続と新たな胞子の着床防止が期待できます。プロの施工では、このように再発しにくい環境を整えるところまで行う点が、市販剤との大きな違いです。さらに、使用する薬剤は素材や環境への安全性にも配慮されており、小さなお子様やペットがいる空間でも安心して施工を任せられます。
5.乾燥・仕上げ確認:最後に十分な乾燥時間を置き、カビ臭や汚れが残っていないか確認します。必要に応じて作業箇所の清掃やリフォーム(壁紙の張替え等)も行い、施工前より清潔な状態に戻して完了です。
以上が基本的な流れですが、現場の状況によって柔軟に対応します。例えば、青カビがコンクリート壁の内部深くまで染み込んでシミになっている場合や、床下の木材が腐食するほどカビが根を張っている場合などは、被害箇所の素材自体を交換・補修しなければならないこともあります。カビバスターズ福岡は建築分野の知識も備えていますので、カビが原因で傷んだ建材の修繕まで含めた包括的な対応が可能です。「カビを表面だけ漂白して終わり」ではなく、原因から取り除く徹底施工で再発を防ぎます。
青カビの再発防止策
青カビを除去できても、再び同じ環境ではまた発生してしまいます。「カビを生やさない」ための予防策を日頃から実践しましょう。以下に、家庭で今日からできる青カビの再発防止策をまとめます。
・湿度管理を徹底する:部屋の湿度をできるだけ40~60%以下に保つよう心がけます。エアコンの除湿機能や除湿機を活用し、梅雨時や夏場は特に湿度計で室内の湿度をチェックしましょう。文部科学省の調査によれば、湿度が60%以下の環境ではカビはほとんど生育できないとされています。晴れた日は窓を開けて風を通し、室内にこもった湿気を逃がすことも大切です。
・換気を良くする:日常的に換気を行い、空気の停滞を防ぎます。浴室であれば使用後最低でも20分以上は換気扇を回すか窓を開けて湿気を追い出しましょう。キッチンでは調理中はレンジフードを回し、寝室やリビングも定期的に窓を開け放って新鮮な空気と入れ替えます。
・収納・家具まわりの湿気対策:クローゼットや押し入れも扉をときどき開放して風を通し、必要に応じて除湿剤を設置すると効果的です。また、大型の家具は壁から数センチ離して配置し、裏側に湿気がこもらないよう工夫しましょう。
・定期的な清掃を行う:掃除はカビ予防の基本です。湿気が多い場所ほど少なくとも週に一度は念入りな清掃を行いましょう。浴室なら床や壁の水滴をその都度拭き取り、石鹸カスや皮脂汚れもカビの栄養になるのでしっかり洗い流します。キッチンではシンクを使った後に水分を拭き取り、生ゴミはフタ付き容器に入れてこまめに捨てます。冷蔵庫内も定期的に棚を拭き掃除し、古い食品は早めに処分してください。窓際の結露は朝晩に吸水シートで取り除き、部屋の隅のホコリもカビの温床になる前に掃除機で吸い取りましょう。
・防カビ用品・コーティングの活用:市販の防カビグッズを積極的に活用するのも手です。浴室用の防カビ燻煙剤(煙タイプの防カビ剤)を月1回使用すると、天井や換気扇内部に付着したカビの芽を抑制できます。また、防カビ成分配合の塗料やコーティング剤を壁紙や木材に塗布すれば、表面に防カビ効果のバリアを作ることができます。カビバスターズ福岡など専門業者に依頼すれば、住まい全体に抗菌コーティングを施工してもらうことも可能です。こうした予防策を組み合わせて実施することで、青カビの再発リスクを大幅に減らすことができます。
日々のちょっとした心がけが、カビの繁殖を防ぐ大きな力になります。「湿度」「汚れ」「風通し」の3点に注意し、快適で清潔な空間を維持しましょう。
まとめ:カビバスターズ福岡による専門サポート
青カビは、一度発生するとあっという間に広がり、放置すれば住環境や健康に深刻な被害を及ぼす可能性があります。しかし、日頃から適切な対策を講じておけば、青カビを寄せ付けない生活環境を作ることができます。湿度管理や換気、清掃習慣といった基本を押さえ、青カビが好む条件を取り除くことが肝心です。
それでも「気づいたら壁一面に青カビが…」「何度掃除しても繰り返し生えてくる」といった場合は、無理に自己対応せず迅速に専門業者へ相談しましょう。特に、広範囲にカビが繁殖している、天井裏や床下など見えない所に発生している、カビ臭が家中に充満するほど強い、あるいはカビが原因と思われる健康被害が出ている場合は、一刻も早くプロの力を借りるべきです。このような深刻なケースでは、自力では完全に除去しきれず、逆に胞子を撒き散らして状況を悪化させてしまう恐れがあります。
カビ取り業者であるカビバスターズ福岡なら、経験豊富なプロの目で原因を突き止め、適切な除去と再発防止策を講じてくれます。お問い合わせは電話やメールで受け付けており、相談だけでも構いません。少しでも「おかしいな?」と感じたら早めに専門家に相談することが、結果的にご家族の健康と大切な住まいを守る近道です。
青カビ対策は早期発見・早期対応が肝心です。カビバスターズ福岡では、住宅の青カビに関するお困りごとに対し、調査から除去、防カビ施工まで一貫してサポートしています。プロの力を借りつつ、日常の予防策も取り入れて、青カビとは無縁の快適な暮らしを実現しましょう。
青カビの除去後はこのように清潔な環境を取り戻すことができます。専門業者の手で徹底的にカビを除去し、防カビ処理まで行えば、カビの心配なく安心して暮らせます。ご家庭でもぜひ本記事の対策を実践し、青カビを寄せ付けない健康的な住まいを維持してください。
なお、今回ご紹介した対策は青カビに限らず黒カビなど他のカビ全般にも有効です。日々の心がけで住まいをカビから守り、清潔で健康的な環境を維持していきましょう。
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稼働エリアは九州全域:福岡県・熊本県・佐賀県・長崎県・大分県・宮崎県・山口県
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