石膏ボードにカビが…簡単な落とし方からプロの最新除去法まで徹底解説!
2025/04/07
湿気がこもり換気不足な天井に黒カビが繁殖した例。石膏ボード製の天井材(ジプトーン)に無数のカビ斑点が発生している。
目次
はじめに:石膏ボードに生えるカビの問題とは?
住宅やオフィスの内装材として広く使われる石膏ボード(ジプトーン等を含む)は、実はカビが生えやすい素材です。壁紙の下地や天井板に使われ、軽量で施工しやすい利点がありますが、多孔質ゆえに湿気を吸い込みやすく、ひとたび湿度の高い環境に置かれるとカビの温床になりかねません。例えば壁紙にカビが発生して剥がしてみたら下地の石膏ボードまで黒カビが広がっていたり、天井ボードにカビが点々と生えて困った経験をお持ちの方も多いでしょう。
石膏ボードに生えたカビを放置すると危険です。ただ見た目が悪くなるだけでなく、カビ胞子が室内に飛散して空気を汚染し、住む人の健康に悪影響を及ぼします。さらにカビは石膏ボードやその裏の木材を腐らせ、建物の耐久性低下や大掛かりな補修の原因にもなります。本記事では、石膏ボードにカビが生える原因から、自分でできるカビの落とし方(DIY対策)、プロのカビ取り業者による対応策、そしてカビの再発防止策までをわかりやすく解説します。さらに、福岡のカビ取り専門業者「カビバスターズ福岡」が採用する独自のMIST工法®によるカビ除去方法の特徴と実績も紹介します。一般の方にも専門業者の方にも参考になる内容となっていますので、カビ問題解決のヒントにしてください。
石膏ボードにカビが生える主な原因
石膏ボード表面にポツポツと生える黒カビ…その発生には必ず原因があります。ここでは、石膏ボードにカビが繁殖してしまう代表的な原因をいくつか紹介します。高湿度・結露による湿気環境
カビ発生最大の要因は湿気です。カビは湿度が高い環境を好み、相対湿度が60%以上になると急速に繁殖し始めます。石膏ボードは多孔質で湿気を吸いやすいため、梅雨時や夏場の高温多湿な季節に室内湿度が上がると、ボード内部まで湿気が染み込みカビが生えやすくなります。また冬場には室内外の温度差による結露も発生原因となります。窓や壁、天井にできた水滴が石膏ボードに染み込み、乾かないまま放置されるとカビ繁殖の絶好の条件が整ってしまいます。特に窓際や壁の隅などは結露水が溜まりやすく、そこから周囲にカビが広がることもあります。
水漏れ・漏水トラブル
屋内の水漏れも石膏ボードを濡らしてカビを招く重大な原因です。たとえば壁内部の配管トラブルや上階からの漏水で天井裏に水が回ると、石膏ボードが水分を大量に含んでしまいカビ増殖が一気に進みます。問題なのは、こうした内部漏水は表面からすぐには気づきにくく、発見が遅れる点です。漏水に気付いたときには壁の裏でカビが大繁殖していた…という事態も少なくありません。屋根の雨漏りでも同様に天井の石膏ボードが濡れてカビだらけになるケースがあります。水漏れは早期発見・修理が肝心で、定期的な配管点検や屋根・外壁のメンテナンスで予防しましょう。
換気不足による湿気滞留
室内の換気が不十分な環境もカビ発生リスクを高めます。現代の住宅は気密・断熱性が高く、意識的に換気しないと空気が滞留しがちです。風通しの悪い部屋では湿度が下がりにくく、壁内部に湿気がこもって石膏ボードが湿った状態が続いてしまいます。特に浴室やキッチンなど水回りで換気扇を回さなかったり、窓の少ない部屋で締め切ったままにすると、空気中の湿気が逃げ場を失いカビの温床になります。また家具やカーテンを壁に密着させていると、その裏は通気が悪く湿気が溜まりやすいため注意が必要です。
ホコリや汚れの蓄積
石膏ボードそのものは無機質ですが、表面に付いたホコリや汚れがカビの格好のエサになります。空気中の埃や、人の皮脂汚れ・タバコのヤニなど有機物の汚れが壁や天井に付着すると、カビはそれを栄養源として繁殖しやすくなります。特に長年掃除されていない天井や壁はうっすら汚れが積もり、カビの発生条件を満たしやすくなります。石膏ボードにクロス(壁紙)や塗装がされている場合、その接着成分や紙・塗料自体も有機物を含むため、カビが生えやすい下地となることがあります。
施工不良や断熱不足
建築時の施工上の問題も見逃せません。石膏ボードを設置する際に防湿シートを入れ忘れたり、断熱・防水処理が不十分なまま湿気の多い場所にボードを張ってしまうと、壁内に湿気が侵入しやすくなります。特にボードの継ぎ目や隙間部分で適切な気密処理がされていないと、そこから湿気が染み込みカビの温床となりがちです。実際、不良施工が原因で壁内部にカビが繁殖してしまうケースは少なくありません。また、外壁側の防水施工ミスで壁内に雨水が入り込んだり、断熱不足で壁内結露が発生することでもカビリスクが高まります。こうした問題を防ぐには、石膏ボード施工時に専門知識のある業者が正しく防湿・通気処理を行うことが重要です。
石膏ボードにカビを放置するとどうなる?~知っておきたいリスク~
「小さなカビだし放っておけばそのうち乾くだろう」と安易に考えて放置すると、時間の経過とともに被害は広がり深刻化します。ここでは石膏ボード上のカビを放置するリスクを確認しましょう。
・室内環境の悪化: カビが繁殖すると無数のカビ胞子が空気中に飛び散り、室内の空気質が悪化します。カビ臭い嫌な臭いが家中に広がり、住環境として不快になるだけでなく、胞子を吸い込むことで人体へ影響を及ぼす可能性があります。
・健康被害: カビ胞子の吸引はアレルギー反応を引き起こすことがあります。鼻炎や喘息、目や喉のかゆみなどの症状が現れ、慢性的にさらされるとそれらが悪化する恐れがあります。とりわけ高齢者や乳幼児、免疫力の低下した方にとっては肺炎や過敏性肺炎(夏型過敏性肺炎)等のリスクが高まり、最悪の場合重篤な呼吸器疾患を招くこともあります。実際にカビが原因でアレルギー症状や肺真菌症(アスペルギルス症)を発症するケースも報告されています。このように、カビを放置することは家族の健康を脅かす重大な危険をはらんでいます。
・建物の劣化・損傷: カビは建材そのものを劣化させる点でも厄介です。石膏ボードは湿気を含むと柔らかくなり、強度が低下します。カビが広がるとボードやその下地の木材が腐食し、建物全体の耐久性が落ちてしまいます。最終的には壁や天井が変色・剥がれたり、ボードを全面交換する羽目になり、修繕費用が増大する恐れもあります。カビによる見えない構造材の腐食が進めば、大規模なリフォーム工事が必要になるケースもあります。
このように石膏ボードに生えたカビを放置すると、室内環境・健康・建物の全てに悪影響を及ぼしかねません。早期発見と早期対処が何より大切です。
DIYでできる石膏ボードのカビの落とし方
カビがまだ軽度で範囲が小さい場合は、自分で除去を試みることも可能です。ただし石膏ボードは表面だけでなく内部まで菌糸(カビの根)が入り込むため、完全に除去するのは容易ではないことを念頭に置いてください。以下にDIYでできる石膏ボードのカビ取り手順と注意点を紹介します。
DIYカビ取りの事前準備と注意点
1.安全対策・道具の準備: カビ取り作業では胞子を吸い込まないようマスク(できれば防塵マスク)を着用し、皮膚を守るため手袋や長袖の作業着を身につけます。目を保護するゴーグルもあると安心です。作業中は薬剤臭やカビ臭がこもらないよう換気を充分に行いましょう。必要な道具は、カビ取り用の薬剤(市販のカビ除去スプレーやアルコール消毒液等)、雑巾やスポンジ、ブラシ、ゴミ袋などです。塩素系漂白剤を使う場合は換気厳守で、金属部に付くと錆びる恐れがあるため飛び散りにも注意してください。
・表面の埃除去: いきなり薬剤を使う前に、カビの周囲にたまったホコリや汚れを拭き取ります。硬く絞った雑巾でカビ付近の埃を優しく拭い取り、その後しっかり乾燥させます。汚れを除去しておくことで薬剤がカビに浸透しやすくなり、効果が高まります。
・カビ取り剤の塗布: カビ取り用の薬剤をカビ部分にまんべんなく塗布またはスプレーします。市販のカビキラー(塩素系漂白剤)やアルコール除菌スプレーを使う場合は、壁材を傷めないか目立たない所で試してから本番施工してください。薬剤を塗ったら10~30分程度放置し、成分をカビに行き渡らせます。液だれしてきた場合は放置中でもすぐ拭き取り、床や壁にシミを作らないよう注意します。
・拭き取り&乾燥: 放置後、雑巾で薬剤ごとカビを拭き取ります。ゴシゴシ強く擦る必要はありません。カビが落ちにくい場合はブラシで軽く擦りつつ拭き取りましょう。拭き取ったらその箇所を十分に乾燥させます。
・防カビ仕上げ: カビを取った後、そのままだとまた胞子が飛んできて再発しかねません。予防策として防カビ剤(市販の防カビスプレーなど)を仕上げに吹き付けておくと良いでしょう。スプレーしたら自然乾燥させて完了です。防カビ剤は表面に目に見えない保護層を作り、カビ胞子が付着・定着しにくくする効果があります。
石膏ボード表面の壁紙を剥がし、下地に広がった黒カビを除去しようとしているところ。自力で内部のカビまで対処するのは困難なため、深刻な場合は無理せず専門業者に任せよう。
DIYで対処する際のポイントと限界
軽度のカビであれば上記手順である程度の除去は可能です。特に表面にポツポツ点在する初期の黒カビなら、アルコール拭きできれいに落とせるでしょう。ただし繰り返しになりますが、石膏ボード内部に根を張ったカビ菌糸までは自力では取り切れないケースが多いです。表面を消毒して一見きれいになっても、時間が経てば深部に残った菌がまた表面に現れ、カビが再発してしまうことがあります。特に壁紙の下や塗装内部に潜むカビは、表から薬剤をかけただけでは届かないため完全除去は困難です。
またカビの範囲が広い場合や、天井など高所のカビ取りはDIYでは危険を伴います。脚立作業中の転落や薬剤の液だれによる皮膚・目への付着などリスクがあるため、無理は禁物です。さらに壁紙や塗装の下までカビが及んでいる場合、結局それら仕上げ材を剥がして石膏ボードごと交換する必要が出てきます。このような大掛かりな作業は一般の方が行うのは難しいため、最初からカビ取りの専門業者やリフォーム業者に依頼するほうが安全・確実です。
重要なのは、カビを一時的に隠すだけの対処は絶対にしないことです。過去には「壁のカビに上からペンキを塗って隠したが、すぐ染み出して再発した」という失敗例や、リフォーム業者がカビを取らず塗装を重ねてしまい内部でカビが蔓延していたケースもあります。このように表面を誤魔化すだけでは根本解決にならず、かえって問題を深刻化させてしまいます。カビが広範囲に及んでいたり、自力対処で手に負えないと感じたら、早めにカビ取り専門のプロに相談するのが賢明です。
プロ(専門業者)による石膏ボードのカビ除去方法
石膏ボードのカビ問題が深刻な場合や、自分で対処しきれない場合はカビ取りの専門業者に依頼するのが得策です。専門業者であれば、表面だけでなく壁内部の見えないカビまで含めて徹底除去し、再発防止まで考慮した処置を行ってくれます。ここではプロによる石膏ボードカビ除去の一般的な流れと、業者に頼むメリットを解説します。
プロによるカビ除去の主な工程
1.現状調査・カビの特定: まず専門業者はカビの広がり具合や種類を調査します。必要に応じてカビ菌検査を行い、どの程度壁内部に及んでいるか、黒カビ(クラドスポリウム)なのか白カビなのか等を確認します。これにより最適な薬剤や工法を判断します。カビ臭や湿度、壁の含水率なども測定し、被害範囲を見極めます。
2.表面カビの除去: 次に、壁や天井の表面に見えているカビを除去します。アルコールや専門の除カビ剤を用いて表面を消毒し、胞子を減らします。この時点では表層のカビを一時的に取り除くに留まりますが、後工程で根本対策を行うための準備となります。
・石膏ボードの部分撤去・内部処理: カビが石膏ボードの裏側まで達している場合、該当箇所のボードを一部撤去します。壁紙や塗装を剥がし、必要なら石膏ボードを切り取って内部の構造体を露出させます。壁内部や下地(柱や梁)に付着したカビを専用薬剤で除去し、木材やコンクリートに染み込んだ菌糸までしっかり殺菌します。場合によってはカビた石膏ボードそのものを新しいボードに張り替えることもあります。プロは建物の構造を熟知しているため、必要最小限の解体でカビ源にアクセスし、的確に除去作業を行います。
・空間の除菌・乾燥: 壁内部のカビを除去した後、部屋全体の空間除菌を行います。専用の空気清浄機やオゾン発生装置などで空気中に漂うカビ胞子を可能な限り除去し、徹底的にクリーンな環境にします。同時に送風や乾燥機で壁内部を乾かし、湿気を飛ばして再発リスクを低減させます。
・防カビ加工・復旧: カビを取り除いた後、仕上げに防カビ剤の塗布やカビが発生しにくくするコーティングを実施します。石膏ボードの内部まで浸透する薬剤で素材自体を処理し、今後カビが生えづらい状態にします。また撤去した壁や天井を元通りに復旧施工しますが、その際には防湿シートを追加したり、防カビ性の石膏ボード・塗料を用いるなど再発防止に配慮した資材を選定します。最後にカビの再発箇所がないか検査し、問題がなければ作業完了となります。
専門業者に依頼するメリット
壁の石膏ボードを剥がして内部の構造材までカビ除去を行った事例。構造用木材やボード裏面に広がったカビも、プロなら適切な薬剤で根こそぎ除去できる。
プロに任せる最大のメリットは、「素人では対処できないレベルの徹底除去」が可能になることです。壁の中やボード裏の見えないカビまで含めて根本から処理しないと、本当の解決にはなりません。専門業者であれば必要に応じ壁材を剥がし、構造内部のカビまで残さず除去できる技術と機材を持っています。カビ取り剤も市販品とは異なり、素材を傷めず深部まで浸透して菌糸を分解・殺菌する強力なものを使うため、高い効果が得られます。さらに空間除菌や防カビ施工までセットで行うことで、再発リスクを極限まで下げられる点も安心です。
また、カビ取り専門業者の中には建築士や大工の経験者が在籍しているところも多く、カビで傷んだ壁の解体から復旧まで一貫して対応してくれます。例えばカビバスターズ福岡では、建築知識豊富なスタッフが壁天井の補修までワンストップで行える体制を整えています。これにより別途大工さんを手配する手間も省け、隅々まで安心して任せることができます。
加えて、信頼できる業者は施工前にしっかり原因を調査し、再発しないよう根本解決策を提案してくれるのもメリットです。「なぜカビが生えたのか」を突き止め、必要ならば断熱や換気の改善提案を行ってくれる業者もあります。自分では気付かなかった原因を専門家の目で指摘してもらえるため、再び同じ問題で悩まされる可能性が減るでしょう。
ただし、業者選びは慎重に行う必要があります。リフォーム業者の中にはカビに詳しくない所もあり、表面上きれいにするだけで根本解決せず再発してしまうケースもあります。カビ問題で失敗しないためには、実績が豊富でカビ対策に精通した専門業者に依頼することが大切です。次章では、福岡で多数の実績を持つカビ取り専門業者「カビバスターズ福岡」が導入する独自工法MIST工法®によるカビ除去の特徴を紹介します。プロ選びの参考にしてみてください。
カビの再発防止策:湿度管理と日常の工夫
カビを取り除いた後も、再発防止策を講じなければまた同じ場所にカビが生える可能性があります。石膏ボードのカビ再発を防ぐために、日常でできる対策や環境づくりのポイントを押さえておきましょう。
・適切な湿度管理: 室内の相対湿度は50〜60%程度に保つのが理想です。湿度計を設置して定期的にチェックし、梅雨時や夏場など湿度が上がりやすい季節はエアコンの除湿モードや除湿機を活用して湿度を下げましょう。冬場も加湿のしすぎに注意が必要です。結露防止のために断熱シートを窓に貼ったり、サーキュレーターで空気を拡散させるのも有効です。
・こまめな換気: とにかく空気を滞留させないことが肝心です。毎日数回は窓を開け放ち、新鮮な空気と入れ替えて湿気を逃がしましょう。特に入浴後の浴室や調理後のキッチンは、高湿度の空気が籠もりやすいので換気扇を十分に回すか窓を開けて湿気を排出します。住宅によっては24時間換気システムが備わっていますが、それだけに頼らず自発的な換気も組み合わせると効果的です。また、家の中で対角線上に位置する窓を同時に開けると風の通り道ができ、効率よく換気できます。
・壁際の通気確保: 家具やカーテンを石膏ボード壁に密着させないようにしましょう。大型家具は壁から数センチでも隙間を空けて設置し、空気が流れる余地を作ります。家具の裏に乾燥剤を置いたり、時々配置換えして裏面を拭くのも良いでしょう。クローゼット内も詰め込みすぎず換気孔を塞がないようにします。エアコンや扇風機で室内の空気を循環させると、部屋の隅々まで乾燥しやすくなります。
・定期的な清掃と点検: 壁や天井の表面に付いたホコリは定期的に払うよう心がけましょう。ハンディモップや掃除機のブラシツールなどで軽く撫でるだけでも積もった埃を除去でき、カビの栄養源を減らせます。また、水漏れは早期発見が命です。キッチン下の配管や洗面台の裏、天井裏(雨染みがないか)など、ときどき点検して異変があればすぐ修理対応しましょう。
・防カビ仕上げの活用: 新築やリフォーム時には防カビ仕様の建材や塗料を選ぶのも有効です。防カビ剤入りクロスや防カビ塗料は市販もされています。既存の壁・天井でも、専門業者に頼めば防カビコーティングを施工してもらえます。特殊な防カビコート剤を吹き付けておくと表面に透明な保護層が形成され、カビ胞子が付着・繁殖しにくくなります。抗菌・防カビ効果は製品にもよりますが数年持続するため、カビやすい場所には検討してみる価値があります。
以上のような対策を組み合わせ、室内を常に乾燥気味で清潔に保つことがカビ再発防止の鍵です。せっかく苦労してカビを落としても、同じ環境であればいずれまた胞子が活動を始めてしまいます。日頃から湿度計と換気を味方につけ、「カビに好かれない環境づくり」を意識しましょう。
カビバスターズ福岡のMIST工法®による独自のカビ除去
最後に、カビ取り専門業者であるカビバスターズ福岡が採用する独自のMIST工法®について紹介します。MIST工法は一般的なカビ除去とは一線を画す最新技術で、「素材を削らずにカビを根こそぎ除去する」ことを可能にした画期的な工法です。石膏ボードに発生した頑固なカビも、このMIST工法によって素材本来の美しさを損なうことなく綺麗にすることができます。
MIST工法®とは?
MIST工法®とは、カビバスターズグループが独自開発したカビ除去技術です。微細な霧状の専用薬剤を対象箇所に吹き付け、カビの内部(菌糸)にまで浸透させて分解・殺菌します。大きな特徴は、カビを落とす際に物理的に擦ったり削ったりしない点です。薬剤の化学的な力でカビを根本から死滅させ、浮き上がらせてから洗い流すため、石膏ボードや木材といった素材を傷めずに除去できるのです。従来はカビ染みが酷い場合、壁材ごと削り取ったり漂白剤で変色させるしかありませんでした。しかしMIST工法では素材表面を擦らないため、石膏ボードの強度低下や塗装剥がれ等の心配なくカビだけを取り除けます。まさに「削らず根元から落とす」ことを実現した工法と言えるでしょう。
MIST工法®の特徴とメリット
・素材ごとに調整された専用薬剤: MIST工法では、その現場の素材やカビの種類に合わせて専用の除カビ剤を調合して使用します。石膏ボードなのかコンクリートなのか、黒カビなのか白カビなのかによって最適な薬剤を選び、pH(酸性・アルカリ性)も素材に合うよう調整されます。このきめ細かな対応により、薬剤が素材にダメージを与えることなくカビだけを効果的に分解できるのです。分解された汚れとカビは霧状薬剤の作用で浮き上がり、擦らずに水で洗い流せる状態になるため、結果として素材本来の姿がよみがえります。
・素材を傷めずカビを根絶: 前述の通り物理的な研磨を行わないため、石膏ボードを削り取ったり塗装を剥がしたりせずに済みます。カビの菌糸まで薬剤が浸透し、カビを根本から除去できるのはMIST工法だけという強みがあります。素材を痛めないので、文化財級の歴史的建造物でのカビ取りにも採用されており、実際に国宝級の文化遺産への施工実績も豊富にあります。これは「素材を傷めずにカビを除去できる」MIST工法だからこそ成し得た信頼の証と言えます。
・人体や環境への安全性: MIST工法で使用する薬剤は強力なカビ分解力を持つ一方で、生活環境や人体に無害な成分で構成されています。工業的な安全試験もクリアしており、高齢者施設や乳幼児のいる住宅でも安心して施工を任せることができます。刺激臭も少なく、施工後に長時間換気できない現場(病院やホテル等)でも支障が出ません。薬剤の飛沫も細かなミスト状なので周囲への影響が少なく、環境に優しいカビ取りを実現しています。
・圧倒的な施工実績: カビバスターズ福岡はMIST工法による施工を数多く手掛けており、福岡県内を中心に豊富な実績を誇ります。カビバスターズグループ全体では年間3,000件以上のカビ取り施工を行っており、一般家庭はもちろん、食品工場・保育施設・オフィスビル・寺社仏閣など様々な現場のカビ問題を解決してきました。こうした実績に裏打ちされたノウハウと信頼性こそ、業者選びの重要なポイントです。実際、カビバスターズ福岡は地域の施工事例やお客様の声でも高い評価を得ており、メディア取材も多数受けています(※公式サイトに掲載)。
・アフターサポートと再発保証: MIST工法による施工後、カビバスターズ福岡では必要に応じて定期的なカビ検査やアフターケアも提供しています。施工前後に落下菌検査・付着菌検査を実施して効果を数値で示すなど、科学的なアプローチで信頼性の高い報告書を出してくれるのも安心材料でしょう。万一短期間でカビが再発した場合の保証制度を設けている業者もあり、施工後も長期的に住環境をサポートしてもらえます。
以上のように、MIST工法®は石膏ボードに発生したカビを「削らず・傷めず・根元から」除去できる次世代の工法です。その高い浸透力と除去効果によって再発防止にも優れており、従来法では対処が難しかった深部のカビまでしっかり退治します。石膏ボードのカビ問題でお困りの方にとって、MIST工法を提供する信頼できる業者に依頼することは最善策の一つと言えるでしょう。
おわりに:石膏ボードのカビ対策は原因究明と的確な除去で根本解決
石膏ボードに生えるカビは、湿気や汚れといった発生原因を取り除くことで予防できます。また、万一発生してしまった場合でも、早めに気付き適切に対処すれば被害を最小限に抑えることが可能です。まずは身近にできる湿度管理や換気・清掃などの対策を徹底し、カビに好まれない環境づくりを心がけましょう。それでも発生してしまった頑固なカビには、無理に自分で対処しようとせず専門業者の力を借りることも大切です。カビ取りのプロは原因究明から再発防止まで総合的に対応してくれます。特に本記事で紹介したカビバスターズ福岡のMIST工法®は、「削らず根こそぎ」という画期的な方法で石膏ボードのカビ問題を解決に導いてくれます。石膏ボードのカビでお困りの際は、ぜひ信頼できる専門家に相談し、住まいを清潔で安全な状態に取り戻しましょう。自宅でも職場でも、大切な建物と健康をカビ被害から守るために、今日からできる対策を始めてみてください。
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