カビ臭い家をスッキリ解決するための完全マニュアル

カビ臭い家には必ず原因があります。そのほとんどは、目に見えない場所で発生したカビが原因です。カビは湿度の高い暗い場所を好み、家の様々な箇所で繁殖します。では、どこにカビが潜んでいる可能性があるのか、そしてどうやって見分ければよいのでしょうか？

・床下（ゆかした）：床下の空間は通気が悪く湿気がこもりがちなため、カビの温床になりやすい場所です。特に日本の梅雨時期や夏場は地面からの湿気で床下が湿っぽくなり、木材や断熱材にカビが生えやすくなります。家にカビ臭が漂う場合、まず床下点検口を開けて確認してみましょう。カビ臭が強い、木材が黒ずんでいる、カビの斑点が見えるなどの場合は床下でカビが繁殖している可能性大です。

・壁の内部：一見キレイな壁でも、その内部（壁の中の空洞部分）でカビが広がっているケースがあります。雨漏りや配管からの漏水、結露などで壁内に水分が入り込むと、石膏ボードや柱にカビが発生します。壁内部のカビは直接目視できませんが、壁紙にシミが浮いている、なんとなく壁際で臭う、といったときは壁の中を疑いましょう。専門業者に頼めば壁内部の含水率（湿り具合）を測ったり、穴を開けてカビの有無を検査してもらうこともできます。

・天井裏：天井の裏側や屋根裏もカビの隠れスポットです。屋根の雨漏りや、上階の水漏れ、あるいは温かい空気が上に溜まって結露することで、天井裏にカビが繁殖することがあります。天井にシミができていたり、部屋の上部からカビ臭が降りてくる感じがする場合は要注意です。点検口があれば天井裏をのぞいてみましょう。懐中電灯で梁（はり）や屋根裏の板に黒カビがないか確認できます。ただし、天井裏に入るのは危険を伴う場合もあるので、無理は禁物です。

・壁紙の裏（クロスのうしろ）：部屋の壁紙（クロス）の裏側にカビが潜んでいることもあります。見た目は一見きれいでも、壁紙を剥がしてみたら下地が真っ黒…という例も珍しくありません。特に結露しやすい外壁側の壁や、家具で長年覆われていた壁面などは要注意です。壁紙が浮いていたり、部分的に剥がれかけている箇所があれば、裏でカビが繁殖している可能性があります。部屋に入った瞬間や、押し入れ・クローゼットを開けたときにカビ臭がする場合、壁紙の裏や収納内部をチェックしてみましょう。

こうした場所にカビが発生していると、家全体に独特のカビ臭が充満します。自分で見つけられない場合も、「カビ臭い家」=どこかにカビがいる証拠なので、放置せず原因箇所を探すことが大切です。

カビ臭い家に住み続けることは、健康上のリスクも高めます。カビそのものやカビの臭いのもととなるカビの胞子は空気中に漂い、私たちの呼吸とともに体内に取り込まれてしまいます。では、具体的にどんな健康被害が起こり得るのでしょうか？

・呼吸器への影響：カビ臭のする空間では、空気中にカビの胞子や代謝物質が含まれており、これらを吸い込むことで咳（せき）や喉の痛み、喘息（ぜんそく）の発作など呼吸器系の症状が現れることがあります。カビによる刺激で気管支が炎症を起こし、気道が狭くなることで息苦しさを感じるケースもあります。

・アレルギー反応：カビは強力なアレルゲン（アレルギーの原因物質）です。カビ臭い環境にいると、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症に似たアレルギー症状が出ることがあります。皮膚が弱い方は、カビとの接触で湿疹（しっしん）や赤み・かゆみなど皮膚アレルギー反応を起こすこともあります。慢性的にカビにさらされることで、今まで平気だった人がアレルギー体質になってしまうケースも報告されています。

・子どもへの影響：小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。子どもは大人に比べて免疫系が未発達で、カビによる影響を受けやすい傾向があります。カビ臭い家で育つと、アレルギー性鼻炎や小児喘息を発症しやすくなると言われています。赤ちゃんの場合、カビのいる環境で長時間過ごすと肌荒れを起こしたり、夜間の咳込みが増えたりすることがあります。健康な成長のためにも、子どもの生活空間はカビとは無縁にしてあげたいものです。

・高齢者への影響：ご高齢の方や持病がある方も、カビの影響を強く受ける恐れがあります。免疫力が低下した高齢者がカビの胞子を吸い込むと、肺炎などの呼吸器感染症を引き起こするリスクが高まります。また、長年の喫煙や持病で肺が弱っている方にとっては、カビがさらなる負担となり、慢性閉塞性肺疾患（COPD）や気管支炎の症状が悪化する可能性もあります。高齢のご家族が「カビ臭い家」で生活している場合、体調不良がカビに起因していないか注意深く見守ることが大切です。

このように、カビ臭対策を怠ることは家だけでなく住む人の体にも悪影響を及ぼします。特に抵抗力の弱い子どもや高齢者ほど影響を受けやすいため、早めの対策でカビのない清潔な環境を整えることが重要です。

カビ臭い家をなんとかしたい！と思ったら、まずは自分でできる対策に取り組んでみましょう。専門業者に頼む前に、基本的なカビ臭対策を実践することで、臭いが軽減したりカビの繁殖を抑えられる場合もあります。以下に、手軽にできる消臭・除カビ対策を紹介します。

・換気を徹底する：カビ対策の基本は換気です。部屋にこもった湿気を外に出し、新鮮な空気と入れ替えることでカビの繁殖を抑え、臭いも軽減できます。晴れた日は窓を全開にして空気の通り道を作りましょう。風の通りにくい部屋ではサーキュレーターや換気扇を活用すると効果的です。浴室やキッチンなど湿気の多い場所は使用後によく換気し、押し入れ・クローゼットもときどき扉を開け放って空気を入れ替えてください。

・重曹で消臭する：重曹（じゅうそう：ベーキングパウダー）は安価で手に入り、カビ臭の消臭に役立つ優れものです。重曹は弱アルカリ性で臭いのもとを中和する効果があります。小皿に重曹を入れて部屋の隅やクローゼット内に置いておくと、カビ臭を吸着して和らげてくれます。また、水に溶かした重曹水は簡易的な洗浄液にもなります。布巾に重曹水を含ませてカビが気になる箇所を拭き掃除すれば、多少のカビであれば落とせて臭いも軽減できます。

・エタノールで除カビする：薬局で手に入る消毒用エタノール（アルコール）は、実はカビ退治に効果的です。エタノールにはカビの菌糸を殺菌する作用があり、揮発性が高いので使用後に成分が部屋に残りません。使い方は簡単で、エタノールをスプレーボトルに入れてカビ臭が気になる場所やカビを見つけた場所に吹きかけ、布で拭き取り掃除するだけ。壁紙や木材も漂白する心配がなく安心です（目立たない所で試してから使用しましょう）。作業時はマスクと手袋を着用し、火気に注意してください。エタノールで拭いた後はスッとアルコールが気化し、カビ臭も一緒に消えていくはずです。

・湿度管理を行う：そもそもカビ臭を発生させないためには、室内の湿度管理が欠かせません。カビが好む湿度はおよそ70%以上と言われています。梅雨時や夏場は除湿機やエアコンの除湿機能を使って室内の湿度を60%程度以下に保ちましょう。換気だけでは追いつかない場合、調湿効果のある炭や珪藻土グッズを置いたり、市販の除湿剤をクローゼットやシンク下に置くのも有効です。また、結露が発生したら小まめに拭き取る、水漏れ箇所があればすぐ修理する、といった日々の心がけで家の湿気をコントロールし、カビの発生自体を予防できます。

これらの対策を講じても、「まだカビ臭い…」「どうしても取りきれないカビがある」という場合は、無理をせず専門のカビ取り業者に相談することをおすすめします。次では、プロに任せるべきタイミングについて見ていきましょう。

自分で掃除や消臭を頑張ってみても、カビ臭やカビ自体がどうしても解消できないケースもあります。また、下手に手を出すとかえってカビを広げてしまう場所もあります。では、どんなタイミングで専門業者に相談すべきなのでしょうか？以下のような状況に当てはまる場合は、プロの出番です。

・広範囲にカビが発生している：壁一面に黒カビがびっしり、生えている箇所が家の中に複数ある、といった場合は個人で完璧に除去するのは困難です。見えるカビを拭き取っても、根が深かったり他の場所にも胞子が飛んでいる可能性が高く、プロなら専用の薬剤と機材で徹底除去できます。

・原因箇所を特定できない：家中どこを掃除してもカビ臭が消えない場合、原因が壁内部や床下など手の届かない場所にあるかもしれません。専門業者なら、臭いのもとを機器で測定したり、必要に応じて部分的に壁を開けて確認することも可能です。自分では場所を突き止められないカビには、プロの調査力が頼りになります。

・何度掃除しても再発する：一度は自力でカビを取ったのに、しばらくするとまた同じ場所にカビが生えてカビ臭が復活してしまう…これはカビの根が残っていたり、住環境の問題で再発しているサインです。専門業者に依頼すれば、カビを根こそぎ除去するとともに、再発防止のコーティング施工や環境改善のアドバイスも受けられます。

・健康被害が出ている：家族がカビによると思われる健康被害（咳やアレルギー症状など）に悩まされている場合は、一刻も早く専門業者に相談しましょう。カビの種類によっては強い毒性を持つものもあり、放置は危険です。プロによる除去で住環境を改善すれば、症状が緩和することもあります。

・賃貸物件で対処に困っている：お住まいが賃貸の場合、自分で無理に対処せず、まずは大家さんや管理会社に相談しましょう。建物自体の問題で発生したカビならば、本来オーナー側の責任で対処すべきです。しかし対応がスムーズに進まない場合は、専門業者に状況を見てもらい、原因や対策についてアドバイスを受けるのも一つの手です。

上記のようなケースでは、カビ取りのプロが持つ知識と技術が必要不可欠です。「これは自分では手に負えない」と感じたら、早めに信頼できる業者へ相談しましょう。本格的な対策を怠ると、カビ臭い家の状態が長引くだけでなく、建物や健康への被害が拡大しかねません。

では、専門業者に依頼すると具体的にどんなことをしてくれるのでしょうか？ここでご紹介するのが、福岡を拠点にカビ取り対策を行っているカビバスターズ福岡のサービスです。カビバスターズ福岡は、独自開発のMIST工法®という方法を用いて、安全かつ確実にカビ問題を解決してくれる心強い味方です。その特徴を見てみましょう。

・独自のMIST工法®による徹底除去：カビバスターズ福岡が採用するMIST工法®は、素材を傷めずにカビを根こそぎ除去できる画期的な方法です。微細な霧状（ミスト）の専用薬剤を噴霧してカビに行き渡らせ、目に見えない菌糸レベルから分解・除菌します。ゴシゴシ擦ったり強い塩素剤を使ったりしないので、木材や壁紙など家の素材を痛める心配がありません。短時間で家全体のカビをしっかり退治できるため、大掛かりな工事なしで施工が完了するのもメリットです。

・空間除菌で見えないカビもシャットアウト：MIST工法では、噴霧した薬剤が部屋の隅々や空気中にまで行き渡るため、表面に見えているカビだけでなく、空気中に漂うカビの胞子や埃に潜むカビ菌までまとめて除去できます。いわば空間除菌・空間まるごとカビ対策が可能なのです。手作業では届かない天井裏や配管まわりの微生物にもミストが行き届くので、再発の原因となる残存カビを残しません。

・人と環境に優しい安全な施工：強力な薬剤でカビを取ったはいいけれど、刺激臭が残ったり人体へ悪影響があっては本末転倒ですよね。カビバスターズ福岡では安全性にも最大限配慮しています。使用する薬剤は環境に優しく、生分解性が高い成分で作られており、人体やペットへの毒性が極めて低いことが特徴です。そのため、小さなお子様やペット、高齢者がいるご家庭でも安心して施工を受けられます。実際に保育園や病院などでも導入実績があり、「刺激が少なく安心できる」と好評です。

・再発防止策も万全：カビを除去した後、「はい終わり」ではないのがプロのサービスです。カビバスターズ福岡では、再びカビ臭い家に逆戻りしないよう再発防止策にも力を入れています。具体的には、抗カビ剤によるコーティングや、施工後の定期点検、湿気対策のアドバイスなど、長期的にカビから住まいを守るサポートを提供しています。「せっかく綺麗にしたのにまたカビが…」とならないよう、プロならではの予防策で安心が続きます。

以上のように、カビバスターズ福岡は調査・除去・予防までトータルで対応してくれる頼もしい存在です。「自分で対策してもカビ臭が消えない」「徹底的にカビを一掃したい」という場合は、最新のMIST工法で適切に対処してくれる専門業者に任せてみてはいかがでしょうか。

中古住宅を購入する場合や賃貸物件に入居する場合、「カビ臭い家」かどうかを事前に見極めることがとても重要です。住み始めてからカビ問題に気づいては遅いので、入居前の段階でしっかりチェックしておきましょう。また、築年数の経った物件ではリフォーム時にも注意が必要です。以下に入居前のチェックリストをまとめました。

・室内にカビ臭がしないか：内覧時や入居前に部屋の空気を嗅いでみて、カビ特有の臭いがしないか確認しましょう。長時間閉め切っていた部屋を開けた直後は多少こもった匂いがあるかもしれませんが、換気してもカビ臭が残るようなら注意が必要です。特に押し入れやクローゼット、床下収納を開けた際にムッとした臭いを感じたら、その家にはカビが潜んでいる可能性があります。

・カビ汚れやシミがないか：壁紙や天井、床材に黒ずみや茶色いシミがないか目視でチェックしましょう。カビは黒や緑っぽい斑点状の汚れとして現れることが多いです。天井の隅や家具の陰、浴室のパッキン周りなど見落としがちな場所も忘れずに確認します。床下点検口があれば開けて、中の土台や床板が黒カビで汚れていないかも要チェックです。少しでも「怪しいな」と感じる汚れがあれば、遠慮せずに不動産業者やオーナーに尋ねてみましょう。

・湿気がこもりやすい造りになっていないか：物件の通風や採光もカビ発生リスクに関わります。窓が少なく風通しが悪い間取りだと、どうしても湿気がこもってカビ臭くなりがちです。内見時には全ての窓を開け、風通しを確認してみましょう。換気設備（台所や浴室の換気扇）がしっかり動作するかも要確認です。また、結露が発生しやすい北向きの部屋や地下室がある場合は、壁や窓枠にカビが出ていないか特によく見てください。

・過去のカビトラブルの有無：中古住宅であれば売主や不動産会社に「過去にカビや雨漏りの問題はなかったか」聞いてみるのも大切です。賃貸の場合も、前の入居者からカビの苦情が出ていなかったか管理会社に尋ねても良いでしょう。告知義務がある内容ではありませんが、質問すれば教えてくれるケースもあります。また、中古住宅をリフォームする際は、解体時にカビが見つかることも多いので、その点も見越して予算やスケジュールを考えると安心です。

・必要に応じて専門の検査を：肉眼や鼻でのチェックだけでは分からない隠れたカビもあります。不安な場合はカビの専門業者による調査を依頼するのも一つの方法です。カビバスターズ福岡のような業者では、含水率測定や空気中のカビ検査（真菌検査）によって見えないカビを科学的に調べてくれます。費用はかかりますが、特に中古住宅の購入前には検討する価値があります。それにより、安全に長く住める家かどうか判断材料が増えるでしょう。

以上のチェックリストを参考に、「カビ臭い家」かどうかをしっかり見極めてください。もし入居前にカビの兆候が見つかったら、契約前に対策してもらえるか交渉することも可能です。賃貸であれば入居前に徹底的に掃除・除カビしてもらう、新築同様に直してもらうなど、できる限りのことをお願いしましょう。中古購入の場合も、カビ問題が判明したら専門業者に見積もりを取って、その分を値引き交渉するといった対応が考えられます。

「ちょっとカビ臭いけど慣れたしこのままでいいや」と放置してしまうのは、とても危険です。カビ臭対策を怠ることで、長期的には次のようなリスクが生じます。

・住宅の資産価値低下：カビだらけの家は市場評価が下がります。中古住宅を売却しようにも「カビ臭い家」では買い手から敬遠され、たとえ売れても大幅な価格交渉を受ける可能性が高いです。将来売るつもりがなくても、カビが広がればリフォーム費用がかさんでしまい、結果的に家にかけるお金が増えてしまいます。適切なカビ対策は、大切なマイホームの資産価値を守ることにもつながるのです。

・構造材の劣化・腐食：住宅の柱や梁といった構造部分にカビが生えると、木材が腐朽（ふきゅう）して強度が落ちる恐れがあります。特に白蟻（シロアリ）被害とカビはセットで起こりやすく、湿った木材にカビが繁殖すると同時にシロアリまで寄ってきてしまうケースもあります。長期間放置されたカビは家の骨組みにまでダメージを与え、大規模な修繕工事が必要になることもあります。最悪の場合、床が抜けたり壁が崩れたりといった危険すら出てきかねません。

・住環境の悪化と健康被害の慢性化：カビ臭い環境に慣れてしまうと、人間は次第に臭いを感じにくくなります。しかし臭いに慣れただけでカビが消えたわけではありません。むしろ見えないところでますます繁殖が進み、空気中のカビ濃度が高まり続けてしまいます。その結果、アレルギー症状や喘息が慢性化したり、体調不良が長引く原因となります。また、家の中でカビ臭が常に漂っているのは精神的にもストレスですよね。来客に「この家カビ臭いな…」と思われてしまうのも辛いところです。快適な住環境を維持するためにも、カビ臭は決して放置すべきではありません。

このように、カビ臭対策を怠ることは百害あって一利なしです。家も人も少しずつダメージを受け続け、後になればなるほど解決に時間もお金もかかってしまいます。早め早めの対策で、カビとは無縁の健やかな住まいを保ちましょう。

「カビ臭い家」は原因を突き止めて対策すれば、必ず改善できます。まずは家の中の隠れたカビを探し出し、自分でできる範囲のカビ臭対策を実践してみましょう。それでも難しい場合は無理せずカビバスターズ福岡のような専門業者に相談し、プロの力で徹底除去と再発防止を図ることが大切です。

中古住宅や賃貸では入居前のチェックが肝心で、最初にしっかり見極めれば後々のトラブルを防げます。家族の健康と大切なマイホームの価値を守るためにも、カビ臭を放置しないでください。カビ臭い家とは今日でサヨナラし、清潔で安心できる住環境を手に入れましょう！