カビを吸い込むとどうなる?子ども・高齢者の健康リスクと家庭でできる対策
2025/03/28
カビを吸い込むと健康被害が起こる?子ども・高齢者は特に要注意!カビアレルギーと対策を解説
家の中で発生したカビをそのまま放置していませんか?実は、空気中に漂うカビ胞子(かびのほうし:カビが増えるための種のようなもの)を私たちは日常的に吸い込んでおり、場合によっては鼻水や咳、さらには喘息(ぜんそく)やアレルギー、肺炎といった健康被害を引き起こすことがあります。特に小さなお子さんや高齢の方、そしてアレルギー体質の人はカビによる影響を受けやすいため注意が必要です。
本記事では、カビの種類や空気中にカビが漂う理由から、カビを吸い込むことで起こる主な症状、子どもや高齢者がなぜ注意すべきか、そして実際の被害例まで、わかりやすく解説します。また、症状が出たときの対処法や日常でできるカビ対策についても紹介します。最後に、カビバスターズ福岡によるプロのカビ対策サービス内容と施工事例もご紹介しますので、ぜひ家庭のカビ対策にお役立てください。
目次
カビの種類と室内に浮遊する背景(空気中のカビ胞子)
カビとは、キノコや酵母と同じ「真菌(しんきん)」と呼ばれる微生物の仲間です。私たちの身の回りには実に多くの種類のカビが存在し、住宅内には数百種類ものカビが潜んでいるとも言われます。代表的なものに、黒っぽい見た目の黒カビ(浴室や窓際によく発生)、緑青色の青カビ(パンや果物が腐るときに見られる)、赤っぽい赤カビ、綿毛のような白カビなど、色や生える場所によってさまざまな呼ばれ方をします。カビごとに好む環境は多少異なりますが、湿度が高くて栄養分(ほこりや汚れなど)のある場所であれば室内の至る所で繁殖し得ます。
カビは発生すると、菌糸(きんし:カビの本体)が広がるだけでなく、目に見えないカビ胞子を大量に放出します。このカビ胞子はとても軽いため空気中に浮遊し、部屋中に広がります。例えば、押入れで発生したカビの胞子がリビングまで飛んでいったり、エアコン内部のカビ胞子が部屋中に撒き散らされたりすることがあります。私たちは知らず知らずのうちにこれら空気中のカビ胞子を吸い込んでおり、通常は体に異常が起きなくても、量が多かったり体質によっては健康に影響を及ぼすことがあるのです。
どうして室内にカビ胞子が浮遊するの?
実はカビ胞子自体は屋外の空気中にも普通に存在し、窓やドアの開閉、衣服やペットに付着して家の中に入り込んできます。また、家の中で一度カビが生えてしまうと、その部分から胞子が次々飛び散り、ホコリに混ざって家じゅうに拡散します。換気が悪かったり、掃除でホコリを舞い上げたりすると、胞子が長時間空中に漂う原因になります。特に梅雨時や夏場など湿気が多い時期はカビが活発に繁殖するため、空気中の胞子量も増えてしまいがちです。
カビを吸い込むことで起こる主な症状(鼻水、咳、喘息、アレルギー、肺炎など)
空気中に舞うカビの胞子を吸い込むことで、さまざまな健康被害(健康への悪影響)が生じる可能性があります。主な症状や疾患としては、以下のようなものが知られています。
●アレルギー症状(アレルギー性鼻炎など): カビの胞子に対して体の免疫が反応し、くしゃみや鼻水, 鼻づまり、目のかゆみ、喉のイガイガ感など花粉症に似たアレルギー症状が現れることがあります。これを特にアレルギー性鼻炎(びえん)と言い、カビ以外のホコリやダニなどでも起こる症状ですが、カビが原因の場合もあります。室内にカビが多い環境に長くいるとこうした症状が慢性化し、常に鼻炎気味になってしまうこともあります。
●咳・喘息(ぜんそく): カビ胞子は気道を刺激して咳(せき)の原因になります。喉がイガイガして咳が止まらなくなったり、夜間に咳込んで眠れない、といったことが起こる場合もあります。さらに、もともと気管支喘息を持っている人がカビを吸い込むと、喘息発作を誘発したり悪化させたりすることがあります。ぜんそく持ちでなくても、大量の胞子を吸えば気管支が過敏に反応してゼーゼーと息苦しくなる喘息様の症状が出るケースもあります。
●肺炎(はいえん): カビの胞子や成分を長期間吸い続けることで、肺炎を発症することもあります。ひとつは過敏性肺炎(かびなどの抗原によるアレルギー性の肺炎)です。例えば「夏型過敏性肺炎」はエアコン内部などに繁殖する特定のカビ(トリコスポロンという種類)が原因で起こる肺炎の一種で、毎年夏に風邪のような咳や発熱が長引く場合、この病気の可能性があります。また、高齢者や免疫力の低下した方では、カビによる真菌感染症として肺にカビが定着し肺アスペルギルス症などの深刻な肺炎を起こすこともあります。一般の健康な人では稀ですが、条件が重なるとカビによる肺炎にも注意が必要です。
●その他の症状: カビによる影響は主に呼吸器系(鼻や喉、肺)に現れますが、人によっては頭痛や倦怠感(けんたいかん:だるさ)を感じたり、皮膚にカビの胞子が触れて湿疹(しっしん)やかゆみが出たりすることもあります。長くカビに囲まれて生活していると、なんとなく体調が悪い状態が続く「カビ疲れ」のような状態になることも考えられます。また、カビが生えると独特のカビ臭がありますが、あのカビ臭自体も不快なだけでなく頭痛のタネになったり、ストレスの原因になったりします。いずれにせよ、カビの胞子や臭いを毎日吸い込む環境は健康によくありません。
子どもや高齢者、アレルギー体質の人に特に注意が必要な理由
カビによる健康被害は誰にでも起こり得ますが、特に子どもや高齢者、アレルギー体質の人は注意が必要です。それぞれの理由を見てみましょう。
●子ども(乳幼児・小児): 小さな子どもの免疫系や呼吸器はまだ発達途中であり、大人よりも刺激に弱い傾向があります。ほんのわずかなカビ胞子でも子どもにとっては刺激が強く、アレルギー性鼻炎や小児喘息を引き起こしやすくなります。また、乳幼児は床に近い場所で過ごすことが多く、床やカーペットに潜むカビやホコリの影響を受けやすいです。自分で「苦しい」「臭い」などの不調を訴えられない年齢だと、カビによる体調不良が見過ごされてしまう恐れもあります。成長期の健康を守るためにも、子どものいる家庭では特にカビ環境に気を配りましょう。
●高齢者: 高齢の方は免疫力が低下しがちで、体の防御反応が弱まっています。そのため、カビの胞子を吸い込んだときにアレルギー反応が出やすかったり、気管支や肺に炎症が起きやすくなります。もともと高齢者は風邪や肺炎にもかかりやすいですが、そこにカビの影響が加わると症状が悪化する危険があります。先述の肺アスペルギルス症のように、健康な若い人なら問題にならない程度のカビでも高齢者の肺では繁殖して肺炎を引き起こすケースもあります。また、持病でステロイドなど免疫抑制剤を使っているお年寄りはさらにリスクが高まります。高齢の家族がいるご家庭では、普段から部屋の空気質やカビの発生に注意を払うことが大切です。
●アレルギー体質の人(喘息・花粉症持ちの人など): 元々アレルギーを持っている人、例えばハウスダストアレルギーや花粉症、喘息持ちの方は、カビに対しても過敏に反応しやすい傾向があります。体質的にアレルギー反応が起きやすいので、少量のカビ胞子でも鼻炎や皮膚炎、喘息症状が誘発されることがあります。特に梅雨や秋口など他のアレルゲン(ダニや花粉)が少ない時期に家の中で症状が出る場合、カビがアレルゲンとなっている可能性があります。アレルギー体質の方は、自分のアレルゲン(アレルギーの原因物質)としてカビがあるかアレルギー検査で調べてみるのも良いでしょう。いずれにせよ、持病のある方やアレルギー体質の方は、カビによる健康被害を特に受けやすい人々です。
※なお、上記の他にも妊娠中の方や病中病後で免疫が落ちている方、ペット(動物もカビで呼吸器症状を起こすことがあります)などもカビの影響を受けやすい場合があります。家族の中に体力が低下している人がいる場合は、やはりカビ環境には一層の注意が必要です。
実際の症例や被害例
ここでは、カビによる健康被害の具体的な例をいくつかご紹介します。※プライバシーのため実際の氏名は避けていますが、実在するケースを基にした仮想の事例です。
ケース1:小さな子どもの喘息が悪化した例
福岡市にお住まいのAさん一家では、2歳のお子さんが夜間によく咳き込み、ゼーゼーと喘鳴(ぜんめい:喘息特有の呼吸音)を起こすようになりました。病院で小児喘息と診断され治療しても、なかなか改善しませんでした。家族は家の環境を見直し、寝室を調べたところ、ベッドの裏や窓のサッシに黒いカビ(黒カビ)が発生しているのを発見しました。そこでカビを徹底的に掃除し、寝室の換気と除湿を強化したところ、お子さんの咳は徐々に改善していきました。医師からも「カビが喘息悪化の誘因だった可能性が高い」と言われ、Aさんご夫婦は驚くと同時に日頃のカビ対策の大切さを実感したそうです。
ケース2:高齢の母親がカビによる肺炎になった例
一戸建てに住むBさん(70代女性)は、夏の終わり頃から微熱と咳が続き、体のだるさを感じていました。はじめは夏風邪かと思っていましたが長引くため病院で検査したところ、夏型過敏性肺炎の疑いがあると言われました。自宅のエアコン内部に繁殖したカビ(トリコスポロン属)が原因と考えられ、エアコンを調べると確かにフィルターの奥がカビだらけになっていました。Bさんはすぐにエアコンの使用をやめ、専門業者に依頼してエアコン内部のカビを除去してもらいました。その後症状は徐々に落ち着き、肺炎も重症化せずに済みました。このケースでは、高齢で免疫力が低下していたこともあり、カビによる肺炎を発症してしまったと考えられます。
ケース3:カビ臭で体調不良になった例
マンションにお住まいのCさん(アレルギー体質・30代男性)は、梅雨時になると部屋のカビ臭が気になり始め、同時に頭痛や鼻炎のような症状が出ることに悩んでいました。ある年、衣替えの際にクローゼットの奥を覗くと、革製のバッグに白カビがびっしり生えており、部屋に充満していた異臭の原因だと分かりました。Cさんはすぐにカビを廃棄処分し、部屋中をアルコール消毒して換気しました。加えて梅雨時には除湿機を使うようにしたところ、頭痛や鼻炎症状は改善し、快適に過ごせるようになりました。「体調不良の原因がまさかカビ臭だったとは」とCさんは驚いていましたが、カビが発生すると空気中に放つMVOC(揮発性有機化合物)という臭い物質が健康に影響する場合もあるのです。この例ではカビ臭によるストレスや軽い中毒症状が出ていたと考えられます。
これらのケースからも分かるように、カビは見えないところで私たちの健康に悪影響を及ぼしていることがあります。家族の中に原因不明の咳や体調不良が続く人がいる場合、「もしかして家のカビが原因かも?」と疑ってみることも大切です。
症状が出たときに取るべき行動(医療機関受診、環境確認など)
もしカビを吸い込んだことによると思われる健康被害の症状(咳や鼻水、喘息症状、発熱が続く等)が出た場合、放置せず早めに対応することが重要です。具体的には以下のような行動を取りましょう。
1.症状に応じて適切な医療機関を受診する: まずは体の不調を治療することが優先です。ひどい咳や喘息発作がある場合は内科や呼吸器内科、耳鼻科(鼻炎や副鼻腔炎の疑いがある場合)などで診てもらいましょう。特に呼吸が苦しい、発熱がある、など重い症状の場合は早急に医師の診察を受けてください。受診時には「家でカビを見かけた」「カビ臭がする環境にいた」など、カビへの曝露(ばくろ:さらされたこと)がある旨を伝えると診断の手がかりになります。
2.住環境を確認する: 症状が出たら、自宅のカビ状況を確認しましょう。部屋の隅や窓際、エアコン内部、浴室のタイル目地、押入れの中などカビが生えていそうな場所をチェックします。見た目にカビが生えていなくても、カビ臭がしたり、押入れの中の物にカビが付着していないか調べてください。湿度計があれば部屋の湿度が高すぎないか(目安は湿度60%以下が望ましい)確認しましょう。もし明らかにカビが発生していれば、その部屋で過ごす時間を減らすか、換気を行って胞子を拡散させないように注意します。
3.簡易的なカビ対策を行う: 見つけたカビが少しであれば、自分で掃除を試みます。掃除する際は胞子を吸い込まないようにマスクを着用し、手袋をして行いましょう。アルコールスプレーや市販のカビ取り剤を使ってカビを拭き取ります(塩素系漂白剤を使う場合は換気必須)。このとき、擦りすぎたり乾いた布で払ったりすると胞子が舞い上がるので注意が必要です。カビ部分を湿らせてから拭き取り、使用した雑巾やブラシはすぐに袋に密閉して捨てましょう。小規模なカビでも掃除後は部屋の空気中に胞子が舞っている可能性があるため、しっかり換気してください。
4.症状が続く場合は専門医や専門機関に相談: カビを除去したつもりでも症状が改善しない、あるいはカビ自体は見つからないのに不調が続く、といった場合は専門家の力を借りることも検討しましょう。医療面ではアレルギー専門の医師や呼吸器の専門医に相談し、必要に応じてアレルギー検査(カビに対するIgE抗体検査など)や詳しい肺の検査を受けることができます。また、住環境についてはカビ取り専門業者や環境衛生の専門機関に調査を依頼し、家中のカビ菌検査やカビの発生源特定をしてもらう方法もあります。プロに見てもらうことで、自分では気づかなかった隠れたカビが見つかるかもしれません。
5.無理をしない: 特に高齢者や持病がある方、ご妊娠中の方などは、無理に自分でカビ掃除をしようとしてかえって体調を崩しては本末転倒です。症状がひどいときは掃除は後回しにして、まず体を休めましょう。ご家族や業者の手を借りて対処することも大切です。また、カビの生えた部屋で長時間過ごすのは避け、可能なら一時的に別の部屋で寝起きするなど曝露を減らす工夫も検討してください。
以上のように、症状が出た際は医療機関の受診とカビ環境の確認・対策の両面からアプローチすることが重要です。早め早めの対応で、症状の悪化や重症化を防ぎましょう。
カビを吸わないための日常対策(掃除、換気、除湿など)
カビによる健康被害を防ぐには、そもそもカビを発生させない・吸い込まない環境作りが大切です。日常生活で今日から実践できるカビ対策をいくつか紹介します。
●こまめな換気: 室内に新鮮な空気を取り入れ、湿気や胞子を溜めないことが基本です。晴れた日は窓を開けて換気をしましょう(※花粉の時期は花粉にも注意)。特に風呂上がりや料理の後など湿気や水蒸気が発生した後は一時的に窓を開けたり換気扇を回したりして湿気を外に逃がします。エアコンや空気清浄機には換気機能がないものも多いので、「冷暖房しているから換気はいらない」ではなく意識的に空気の入れ替えを行いましょう。
●湿度のコントロール(除湿): カビは湿度60%以上で一気に繁殖しやすくなります。室内の湿度を適切に保つことが重要です。梅雨時や夏は除湿機やエアコンのドライ機能を使って湿度を下げましょう。逆に冬場は結露が発生しやすいので、暖房で室温を上げすぎない・加湿のしすぎに注意するといった工夫も必要です。窓に発生した結露(けつろ:窓に水滴がつく現象)は小まめに拭き取り、放置してカビが生えないようにします。押入れやクローゼットには調湿剤(湿気とり)を置いたり、時々扉を開けて空気を入れ替えたりして湿気をこもらせないようにしましょう。
●定期的な掃除: カビの栄養源となるホコリや汚れを溜めないように、定期的に掃除を行います。特に風呂場や洗面所、キッチンなど水回りはカビが繁殖しやすいので、使った後に水気を拭き取る、換気扇をしばらく回す、排水口をこまめに掃除するなど習慣づけましょう。エアコンのフィルター掃除も少なくとも年に1〜2回は実施してください。エアコン内部までは家庭では難しいですが、フィルター清掃だけでもかなり違います。床や棚のホコリも放置するとカビの温床になりますから、掃除機がけや拭き掃除を定期的に行いましょう。掃除の際は奥まった隅や家具の裏までチェックすると、知らないうちにカビが生えていないか発見できます。
●家具の配置と通気: 大型の家具を壁にぴったりくっつけて置いていると、その裏に空気が流れず湿気がこもってカビが生えやすくなります。家具は壁から少し隙間をあけて配置し、空気の通り道を作りましょう。また、押入れやクローゼットも詰め込みすぎず適度に隙間を空け、たまに扉を開け放して風を通すことが大切です。床に直接物を置かない、布団を頻繁に干す・乾燥させるといったことも効果的です。
●カビ防止グッズの活用: 市販の防カビ剤や除湿剤、カビ取りスプレーなどもうまく活用しましょう。お風呂場には防カビくん煙剤(煙で黒カビの発生を抑える製品)を月1回使う、クローゼットには防カビ剤を置く、壁や天井に防カビ効果のある塗料・クロスを採用する、といった対策も有効です。最近は空気中のカビや細菌を抑制する空気清浄機や照明器具(UVライト搭載)なども販売されています。ただし、防カビ剤に頼るだけでなく基本は湿度管理と掃除であることを忘れないでください。
●住宅自体の見直し: もし持ち家の場合、長年の湿気で構造内部にカビが広がっているケースもあります。断熱不足で壁に結露が発生している、地下や天井裏でカビが大繁殖している、という場合はリフォームで根本対策が必要になることもあります。また、中古住宅に引っ越す際などは事前に専門業者にカビの有無を調査してもらうと安心です。賃貸の場合でも、ひどい結露や雨漏りなど構造的な問題があれば大家さんや管理会社に相談してみましょう。
日常対策のポイントは、「湿度」と「清潔」です。湿気を溜めず清潔に保つことで、カビの胞子を極力増やさないようにできます。完璧に0にするのは難しくても、これらを習慣にすることで「カビを吸い込むリスク」を大幅に減らすことができます。
カビバスターズ福岡のサービス内容と施工事例紹介
「カビが発生してしまったけど、自分では手に負えない」「徹底的に除去して再発も防ぎたい」という場合は、プロのカビ対策サービスの利用も検討しましょう。ここで、カビバスターズ福岡のサービス内容と施工事例についてご紹介します。
● カビバスターズ福岡とは?
カビバスターズ福岡は、福岡を拠点に住宅や施設のカビ問題を解決する専門業者です。カビに関する豊富な知識と最新の技術を持った専門スタッフが在籍しており、一般的な清掃では難しい徹底的なカビ除去と再発防止対策を提供しています。目に見えるカビはもちろん、目に見えないカビ菌や胞子まで考慮したトータルな対策で、ご家庭の健康と安全を守るお手伝いをしています。
● 提供しているサービス内容:
●カビの無料相談・調査: 「これってカビかな?」「カビ臭がするけど原因が分からない」という方向けに、まずは無料で相談や現地調査を行います。専門家の目で住宅のカビ発生リスクをチェックし、必要に応じて対策プランをご提案します。
●カビ菌検査: 空気中や表面に付着しているカビの種類や量を科学的に調べる真菌検査を実施可能です。どんなカビがどれくらいいるのかを特定することで、適切な対策方針を立てられます。検査後には報告書を作成し、結果を分かりやすく説明します。
●カビ除去施工(カビ取り): 専門の薬剤や機材を用いて、家屋内のカビを安全かつ根本から除去します。具体的には、バイオ系の洗浄剤やアルコール剤の噴霧、高温スチーム洗浄、特殊コーティング剤の塗布など、状況に応じた最適な方法で施工します。塩素系漂白剤のような刺激の強い方法だけに頼らず、素材や環境に合わせたプロならではの技術でカビを徹底的に除去します。
●再発防止コーティング: カビを除去した後、その箇所に防カビ剤コーティングを施します。抗菌・防カビ効果のある薬剤を壁や床面に塗布・噴霧することで、カビの再繁殖を長期間抑制します。せっかく綺麗にしてもまたすぐ生えては意味がありませんので、再発防止までがワンセットのサービスです。
●原因箇所の修繕提案: カビが生えた背景に雨漏りや配管からの漏水、断熱不良による結露など構造的原因がある場合、その修繕も含めた提案を行っています。他業者とも連携し、根本原因から解決できるようサポートします。必要に応じてリフォームのアドバイスも可能です。
●施工後のアフターフォロー: 施工が終わった後も、ご希望に応じて定期チェックや追加の防カビ施工などアフターフォローします。「またカビが出てきたけどどうしよう?」という場合もお気軽にご相談いただけます。カビバスターズ福岡ではお客様に安心していただけるよう、施工箇所の保証制度も整えています(詳しい条件はお問い合わせください)。
● 施工事例:子ども部屋の黒カビを徹底除去し、アレルギー症状が改善
福岡市内のあるご家庭(木造戸建て)から「子ども部屋の壁紙に黒カビが生えており、子どもがアレルギー症状を起こして困っている」という相談が寄せられました。現地調査を行ったところ、北側の外壁に面した子ども部屋の壁紙裏に結露が発生し、大量の黒カビ(クロカビ:クラドスポリウムなど)が繁殖していることが判明しました。カビバスターズ福岡のスタッフはすぐにカビ菌検査を実施し、壁紙表面だけでなく石膏ボード内部にまでカビが及んでいることを突き止めました。ご家族と相談のうえで、以下の対策を行いました。
1.カビ除去作業: まず家具を移動し、問題の壁紙を剥がして内部の見える状態にしました。防護服とマスクを着用したスタッフが、専用のバイオ洗浄剤を用いて石膏ボード表面のカビを丁寧に除去。その後、高温スチームで殺菌処理を行い、カビ菌を死滅させました。剥がした古い壁紙や飛散した胞子は業務用バキュームできれいに回収し、家の外へ持ち出しました。
2.防カビコーティング: 下地を乾燥させた後、抗カビ剤を含む下地処理剤を塗布し、新しい壁紙を貼り直しました。仕上げに室内全体に防カビコーティング剤を噴霧し、空気中に残っている胞子にも対処しました。
3.再発防止策の提案: 今回カビの原因となった結露に対し、部屋の断熱改善と換気方法についてアドバイスしました。具体的には、冬場に壁が冷えないよう断熱パネルの設置を提案し、日常的にも換気扇の活用や除湿器の併用で湿気対策をするようご案内しました。
施工後、このお宅では子どもさんのくしゃみや鼻水の症状が明らかに軽減し、ご両親にも大変喜んでいただきました。「プロに頼んだおかげで安心して子どもを部屋で遊ばせられます。もっと早く相談すれば良かったです」とのお言葉もいただいています。このように、カビバスターズ福岡では原因究明から除去・予防まで一貫して対応し、ご家族の健康被害を未然に防ぐお手伝いをしています。
他にも、浴室の黒カビ除去やマンション高層階でのカビ臭対策、老人ホームでのカビ予防施工など、福岡県内で多数の実績があります。専門業者ならではの知識と技術で、普段の掃除では行き届かないレベルの安心・安全なカビ対策を提供しておりますので、カビにお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
カビを吸い込むことによる健康リスクと対策について、幅広くご説明しました。カビの胞子は目に見えなくても私たちの身近な空気中に存在し、知らず知らずのうちに健康へ影響を及ぼす可能性があります。特に小さな子どもや高齢者、アレルギーを持つ方にとって、カビは見過ごせないリスク要因です。
しかし、日常のちょっとした工夫(換気・除湿・掃除の徹底)や早めの対処で、カビによる健康被害(健康トラブル)の多くは防ぐことができます。「最近なんだか咳が続くな」「部屋がカビ臭い気がする」そんな時は、ぜひ一度お住まいのカビチェックをしてみてください。早期発見・早期対策が肝心です。
そして、もしご家庭で手に負えないカビ問題が発生した際には、プロのカビ除去サービスの利用も検討しましょう。カビバスターズ福岡では、専門家があなたの大切な住まいを調査し、最適なカビ対策プランをご提案・施工いたします。家族の健康を守るためにも、「おかしいな?」と思ったら遠慮せず専門家に相談することも大切です。
カビのない清潔で快適な住環境を維持して、皆さんが安心して健やかに暮らせる毎日を送れるよう願っています。ぜひ今日からできるカビ対策を実践し、大切な家族の健康をカビから守りましょう!
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