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天井裏のカビ、放置して換気扇を回すと危険!施設管理者が知るべき安全対策とは?

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意外と知らない!?天井換気扇がカビを広げる理由と今すぐできる予防策!

意外と知らない!?天井換気扇がカビを広げる理由と今すぐできる予防策!

2025/03/17

こんにちは、カビバスターズ福岡です!養護施設や医療施設で欠かせない設備、それが天井換気扇。でも、天井裏のカビをそのままにして換気扇を動かすと、室内にカビの胞子をまき散らしてしまうって知っていましたか?特に高齢者や患者さんがいる施設では健康被害につながる深刻なリスクです。今回は、施設管理者の方々に向けて、天井換気扇の意外な落とし穴と、プロ目線での正しいカビ対策をわかりやすく解説します!安心・安全な施設運営にぜひお役立てくださいね。

はじめに

養護施設や医療施設では、入居者の健康と快適さを維持するために室内の空気環境を清潔に保つことが重要です。そのため、湿気やニオイを排出する換気扇(特に天井に設置された天井換気扇)は欠かせない設備です。普段何気なく使っている換気扇ですが、実は使い方を誤るとカビの問題を悪化させてしまう可能性があることをご存知でしょうか。天井裏にカビが潜んでいる状態で換気扇を回すと、その換気扇 カビのリスクが一気に高まります。カビが発生したままの天井裏から風を送ることで、カビの胞子(ほうし)が室内にばらまかれてしまい、入居者の健康を脅かす恐れがあるのです。実際に、天井換気扇 カビの問題は見過ごされがちですが、ある実験では「天井のカビは壁のカビより約13.5倍もの速さで拡散する」との報告もあります​。本記事では、施設管理者の皆様に向けて、天井換気扇の使用とカビ拡散のリスクについて詳しく解説し、天井裏 カビ対策の正しい方法をご紹介します。専門知識がなくてもわかるよう、ポイントを押さえて丁寧に説明していきますので、安全な施設環境づくりの参考にしてください。

天井換気扇を使用することで起こるカビのリスク

天井板に発生した黒カビの様子です。このようなカビが天井裏に潜んでいると、換気扇の風によって胞子が室内に広がってしまいます。特にエアコンや換気扇の近くに発生した天井のカビは、空気の流れで胞子が拡散しやすく、建物全体にカビが広がるリスクが高まります​。換気扇は本来、湿った空気を外に排出してカビ発生を防ぐためのものですが、天井裏にカビがある状態で使用すると逆効果になりかねません。天井裏で繁殖したカビの胞子は排気口を通って室内に漏れ出し、人知れず空気中を漂うことになります。その結果、部屋のあちこちにカビが新たに付着・繁殖してしまう恐れがあるのです。

さらに怖いのは健康への影響です。カビの胞子を人が吸い込むと、体内でアレルゲンとして作用し、アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみ等)を引き起こしたり、喘息発作や呼吸器系の疾患を悪化させたりする可能性があります​。特に養護施設の高齢者や病院の入院患者のように、抵抗力が低下した方々にとってカビは大敵です。実際に、「カビの胞子はアレルギー反応や呼吸器疾患の原因となり、高齢者や体調の優れない方々に深刻な影響を及ぼす恐れがある」と指摘されています​。施設内でカビ由来のアレルギー症状や感染症が起きてしまっては一大事です。つまり、天井換気扇を使うことでカビの胞子が室内に拡散し、入居者の健康リスクを高めてしまう点に最大の注意が必要なのです。

なぜ天井裏にカビが発生するのか?

カビのリスクを正しく理解するために、まず天井裏にカビが発生してしまう原因を知っておきましょう。普段は目にすることのない天井裏ですが、実はカビにとって絶好の繁殖場所になることがあります。その主な理由は以下のとおりです。

天井裏の石膏ボード裏に広がる黒カビ。湿気がこもった空間ではこのようにカビが増殖し、表からは見えないところで進行していることがあります。

●湿気がこもりやすい構造: 温かい空気は上に昇るため、浴室やトイレ、キッチンなどから出た湿気が天井裏にたまりやすくなります。特に断熱材が不十分な場合、天井裏と室内の温度差で結露が発生し、その水分がカビの温床になります​。換気扇を設けていても、天井裏自体に十分な換気が行われないと湿った空気が滞留してしまうのです。こうして湿度の高い状態が続くと、天井裏の木材や石膏ボードにカビが生えやすくなります。しかも天井裏は暗く密閉された環境のため、一度カビが根付くと気づかれずにどんどん広がってしまいます。実際、「天井裏に発生したカビは見えない場所で進行し、やがて室内に影響を与える大きな問題となる」ケースもあるのです​。

●メンテナンスが行き届かない: 天井裏は日常的に目にする場所ではないため、多少の汚れや湿気があっても放置されがちです。小さな水漏れや結露による濡れが発生しても、天井にシミが浮き出るなど顕著な症状が出ない限り見逃されることも多いでしょう。しかし放置された湿気は徐々にカビを繁殖させ、気づいたときには広範囲に広がっているということにもなりかねません。「天井のカビは約13.5倍の速さで拡散する」と前述したとおり、一度発生したカビの広がりは想像以上に速いため、定期的な点検を怠ると短期間で蔓延してしまう可能性があります。

●換気扇の逆効果になる場合: 換気扇は本来カビ予防のために湿気を逃がす役割を持ちますが、その排気経路が適切でないと逆効果になることがあります。例えば、換気扇のダクトが屋外まできちんと繋がっておらず天井裏に放出されていたり、24時間換気システムの吸気・排気バランスが悪く負圧(空気が不足した状態)が生じていたりすると、かえって外部から湿気を吸い込んで天井裏に溜めてしまうことがあります​。換気設備があっても天井裏の通気が不十分だとカビ発生を防ぎきれない「落とし穴」となるケースがあるのです。つまり、換気扇を設置しているからといって安心はできず、機器の構造や設置状況によってはカビの原因になりうる点に注意が必要です。

●その他の原因(漏水や建築時の問題): 上記以外にも、屋根や配管からの水漏れが天井裏に起これば一気に湿度が高まりカビが発生します。実際に「天井裏で漏水が発生すると構造内部の湿度が上がり、カビの成長に理想的な環境を提供してしまう」とされ、放置すれば構造材の腐食や最悪天井の崩落につながる可能性があります​。また、新築・改修工事の際に十分乾燥しないまま天井板を貼ってしまった場合や、断熱材の施工ミスなど初期施工上の問題によってもカビの原因が作られてしまうことがあります​。こうした場合、施工後しばらくしてから内部に残った水分でカビが繁殖し始めることになります。

以上のように、天井裏は湿気と密閉というカビにとって好都合な条件が揃いやすい場所です。だからこそ「天井裏のカビ対策」が必要不可欠なのですが、厄介なのは表から見えないため発見が遅れがちな点です。「室内側だけを除去しても、天井裏の根本原因を解決しない限り何度でも再発する」という指摘があるように​、天井裏にカビが潜んでいる限り問題の根本解決にはなりません。換気扇を使えば一時的に臭いは散らせても、カビ自体を取り除かなければ状況は悪化する一方です。施設管理者としては、「カビがなぜ発生するのか」を理解した上で定期的に注意を払うことが大切なのです。

カビリスクを防ぐために施設管理者ができること

天井裏のカビと換気扇の問題を踏まえ、では施設管理者は具体的にどのような対策を講じるべきでしょうか。入居者の健康被害を防ぎ、安全な環境を維持するために、以下のポイントに沿って対応していきましょう。

1.換気扇使用前の天井裏チェック: 換気扇を回す前に、その周辺や天井裏にカビが発生していないか確認します。方法としては、まず換気扇の吸い込み口や天井板に黒い斑点やカビ臭がないか目視・嗅覚でチェックしてください。換気扇の周囲にシミが広がっていたり、吹き出し口からカビ臭がする場合は要注意です。また可能であれば天井点検口を開けて内部をのぞき込み、天井裏の梁(はり)やボードにカビや湿り気がないか確認しましょう。懐中電灯で照らすだけでも、カビがあれば黒や緑の斑点が見えることがあります。換気扇の使用による換気扇 カビのリスクを避けるため、事前のチェックを習慣づけることが重要です。

2.カビが見つかった場合の適切な対処: 万一、天井裏や換気口付近でカビを発見した場合には、すぐに適切な除去作業を行います。小規模で表面上のカビであれば、アルコール除菌剤や市販のカビ取り剤を用いて丁寧に拭き取りましょう。その際には必ずマスクと手袋を着用し、胞子を吸い込んだり素手で触れたりしないよう注意します。ただし広範囲に及ぶカビや天井板の裏側まで染みこんだカビは、表面を拭いただけでは再発する恐れが高いです。下手に手を出すと、かえって胞子をまき散らして状況を悪化させてしまうリスクもあります​。そのため、目に見える範囲以上のカビが疑われる場合や、天井材・断熱材に食い込んだ頑固なカビについては、無理をせず専門のカビ取り業者に相談することをおすすめします。業者であれば、天井板の一部を外して内部まで徹底的に清掃・除カビし、必要に応じて防カビ剤の施工まで含めて対応してくれます。カビの再発防止策(断熱材の追加や換気改善策)についても提案を受けられるため、根本的な解決につながります。

3.専門業者による定期チェックとメンテナンス: 日常的な清掃に加えて、定期的に専門業者によるカビの点検や清掃を実施することも重要です。プロの業者は普段見えない場所のカビ菌検査や空気中の胞子濃度の測定など、高度な方法で施設内のカビリスクを評価してくれます。実際に、「カビは見えない場所にも繁殖するため定期的な検査や点検が重要」であり、施設スタッフはカビ発生を早期に発見したら専門の業者へ依頼してチェックしてもらう必要があると指摘されています​。プロによる点検を受ければ、素人目には気づかない天井裏の異変も発見でき、早期対応が可能になります。また、専門業者に依頼すれば高性能な薬剤でカビを根本から除去し、手の届かない場所まできれいに清掃・消毒してもらえるというメリットもあります​。費用はかかるものの、入居者の健康被害や建物の深刻なダメージを防ぐ保険と考え、定期メンテナンス計画に組み込むと良いでしょう。例えば半年に一度は施設内全体の空調・換気設備の点検時に、天井裏のカビチェックも併せて行うなど、ルーチン化することをおすすめします。

4.湿度管理と換気環境の見直し: カビ対策の基本は湿度を50〜60%以下に保つことです。施設内では季節や天候に応じて除湿機や加湿器を適切に使い分け、過度な湿気がこもらないようにしましょう。特に梅雨時や夏場はエアコンを活用して除湿運転を行うことも有効です。また、換気扇自体の機能点検も定期的に行います。フィルターやファンにホコリが詰まっていると換気効率が落ちるため、清掃や交換を怠らないでください。必要に応じて換気計画の見直しも検討しましょう。例えば、「〇〇室は常時換気扇を回しているが湿度が高いまま」という場合は、換気扇の増設や性能アップ、換気経路の改善(空気の入口となる給気口の確保)などを設備業者に相談する価値があります。建物全体で見ても、天井裏の換気が十分でない構造であれば小型の換気口を追加設置したり、断熱強化で結露を減らしたりといった工夫も効果的です。施設のレイアウトによって最適な対策は異なりますが、「湿気を溜めない・発生したカビはすぐ除去」という二点を軸に環境を整えていきましょう。

まとめ:安全な施設環境を守るために

養護施設や医療施設の管理者にとって、カビ対策は入居者の健康と建物の維持管理の両面で無視できない課題です。天井換気扇は空気を循環させる大切な設備ですが、天井裏にカビがある状態で使用するとカビのリスクを高めてしまうことを忘れてはなりません。天井裏は湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所なので、「もしかして?」と思ったら早めに確認し、対処することが肝心です。幸い、適切な天井裏 カビ対策を講じればカビの拡散防止と除去は十分に可能です。換気扇使用前の点検、カビ発見時の迅速な除去、そして定期的なプロによるチェックという一連の対策を習慣化することで、カビによる被害を未然に防げます​。大切なのは「見えないから大丈夫」と油断しないこと。常に施設内の空気環境に目を配り、少しでも異変を感じたら原因を突き止める姿勢が、安全・安心な施設運営につながります。早期発見と予防こそが入居者の健康を守る最大のポイントです。施設の皆様がカビに悩まされることなく、清潔で快適な環境を提供できるよう、本記事の内容がお役に立てば幸いです。

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