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なぜエアコン周りの壁は結露しやすいのか|露点から見る仕組みと、湿度管理だけでは防げない理由

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エアコン周りの壁が結露しやすい理由

エアコン周りの壁が結露しやすい理由

2026/08/03

なぜエアコン周りの壁は結露しやすいのか|露点から見る仕組みと、湿度管理だけでは防げない理由

こんにちは。カビバスターズ福岡です。

「除湿しているのに、エアコンの周りの壁だけ結露する」「湿度は下げているはずなのに、なぜかカビが出る」——福岡県内から、こうしたご相談をいただきます。

結露対策というと「湿度を下げること」が思い浮かびます。もちろん湿度管理は大切です。しかし、湿度を下げているのに結露するという状況が実際に起こります。その理由を理解するには、「露点(ろてん)」という考え方を知る必要があります。

この記事では、建築歴30年・カビ取り専門の視点から、なぜエアコン周りの壁が結露しやすいのか、その仕組みを露点から解説し、湿度管理だけでは結露を防げない理由をお伝えします。

目次

    結露はなぜ起こるのか|「露点」という考え方

    まず、結露が起こる仕組みからです。

    空気は、温度によって含むことのできる水分の量が決まっています。温かい空気はたくさんの水分を含めますが、冷たい空気は少ししか含めません。

    温かく湿った空気が冷やされていくと、あるところで「もうこれ以上水分を含みきれない」という限界に達します。この限界の温度を「露点(露点温度)」と呼びます。空気が露点まで冷やされると、含みきれなくなった水分が水滴になって現れます。これが結露です。

    冷たい飲み物のコップの表面に水滴がつくのは、コップの周りの空気が冷やされて露点に達し、結露しているからです。エアコン周りの壁で起こっているのも、これと同じ現象です。

    エアコン周りの壁が結露しやすい理由

    では、なぜエアコンの周りの壁が、特に結露しやすいのでしょうか。理由は明確です。

    冷房を使うと、エアコンから出る冷気によって、その周辺やエアコンの下の壁が冷やされます。壁の表面温度が下がり、露点を下回ると、そこに触れた室内の空気が冷やされて結露します。

    エアコン周りは、室内の中でも壁の温度が最も下がりやすい場所です。特に、エアコンの風が直接当たり続ける壁、エアコンの下の壁は、局所的に冷やされて結露しやすくなります。「エアコンの下の壁紙だけカビが出る」「風が当たる壁だけ黒ずむ」というのは、その場所の壁面温度が下がり、結露が集中しているためです。

    【重要】湿度管理だけでは結露を防げない理由

    ここが、この記事で最もお伝えしたいポイントです。

    結露を防ぐには湿度を下げればよい、と思われがちです。しかし、それだけでは不十分です。理由を、上の表を使って説明します。

    この表は、気温と相対湿度から、空気に含まれる水分量(絶対湿度)を示したものです。この数値から、その空気の露点が分かります。

    例えば、室温28℃・湿度60%の空気を考えます。表でこの条件を見ると、絶対湿度は16.3g/m³です。この空気の露点は、およそ18〜19℃です。つまり、壁の表面温度が18〜19℃を下回ると、湿度が60%でも結露します。

    ここで重要なのは、結露するかどうかは「湿度の数字」だけでは決まらないということです。同じ湿度60%でも、壁の表面温度が露点より高ければ結露しませんが、エアコンで壁が冷やされて露点を下回れば、結露します。

    つまり、部屋の湿度計が「60%」を示していても、エアコンの冷気で局所的に冷えた壁面では結露が起こり得るのです。湿度計の数字は部屋全体の空気の状態であって、冷やされた壁面の状態ではありません。ここに、「湿度管理をしているのに結露する」という現象の答えがあります。

    結露を防ぐには、湿度を下げることに加えて、壁の表面温度を露点より下げないこと——つまり壁を冷やしすぎないことも必要なのです。

    見えない場所で起こる「壁の中の結露」

    さらに注意が必要なのが、壁の表面ではなく、壁の内部で起こる結露です。

    夏場、冷房で室内を冷やすと、壁の内部では「外は高温多湿、室内側は冷たい」という状態になります。すると、外から壁の中に入ってきた湿気が、冷えた室内側で露点に達し、壁の内部で結露します。これを「逆転結露(夏型結露)」と呼びます。

    壁の内部で結露が繰り返されると、断熱材や下地、壁紙の裏側でカビが静かに進行します。表面からは見えないため、気づいたときには壁の中でカビが広がっている、ということが起こります。エアコン周りの壁のカビが「拭いても再発する」「壁紙を張り替えてもまた出る」という場合、この壁の内部の結露とカビが原因になっている可能性があります。

    結露とカビは、建物の構造から原因を見極める

    結露が表面だけの問題なのか、壁の内部にまで及んでいるのかは、表から見ただけでは判断できません。

    カビバスターズ福岡では、コンセントやスイッチのカバーを外し、その開口部からファイバースコープ(細い内視鏡カメラ)を挿入して、壁の内部の状態を直接確認します。壁を大きく壊さずに、内部で結露やカビが起きていないかを確認できます。

    そして、結露は建物の構造と深く関わります。断熱の状態、壁の構造、エアコンの位置など、さまざまな要因が関係します。当社の担当者は建築歴30年の大工経験があり、壁がどのような構造になっているか、どこで結露が起きやすいかを、建物の構造から判断できます。結露の原因を見極めたうえで、表面の対処で済むのか、壁の内部まで対処が必要なのかをご提案します。

    エアコン周りの結露を抑えるために

    日常でできる結露対策をお伝えします。これまで説明したとおり、「湿度を下げる」と「壁を冷やしすぎない」の両面が大切です。

    湿度を下げる面では、除湿機やエアコンの除湿機能を活用し、室内の湿度が高くなりすぎないようにします。換気も有効です。

    壁を冷やしすぎない面では、エアコンの風が特定の壁に直接当たり続けないよう、風向きを調整します。風が当たる壁だけが局所的に冷えるのを防げます。また、エアコン周りの壁と家具の間に隙間を作り、空気が動くようにすることも、壁面の冷えと湿気のこもりを防ぎます。

    ただし、これらは結露を抑える対策であり、すでに壁の内部で結露やカビが進行している場合、それを取り除くものではありません。カビが出ている場合は、対策と並行して業者への相談が必要です。

    エアコンの結露でよくある質問

    エアコン周りの結露について、よくいただく質問にお答えします。

    Q. 除湿しているのに結露するのはなぜですか

    本文で説明したとおり、結露は湿度だけでなく壁面の温度で決まります。除湿で部屋全体の湿度を下げても、エアコンの冷気で局所的に冷やされた壁面が露点を下回れば、そこで結露します。除湿に加えて、エアコンの風が壁に直接当たり続けないよう風向きを調整することが有効です。

    Q. サーキュレーターを使うと結露は防げますか

    一定の効果が期待できます。サーキュレーターで空気を動かすと、壁面付近に冷たく湿った空気がとどまるのを防げます。空気が動くことで壁面の局所的な冷えや湿気のこもりが緩和され、結露しにくくなります。ただし、すでに壁の内部で結露が起きている場合は、空気を動かすだけでは解決しません。

    Q. 冷房と除湿(ドライ)、どちらが結露しにくいですか

    どちらも壁を冷やすため、使い方によります。重要なのは設定温度を下げすぎないこと、風を壁に当て続けないことです。極端に低い温度設定は壁面を露点以下に冷やしやすく、結露の原因になります。

    Q. コンセントやスイッチの周りが濡れる・黒ずむのですが

    コンセントやスイッチの周りの結露や黒ずみは、その部分で壁内の結露が起きているサインのことがあります。壁の内部の温度差で、その箇所に結露が集中している可能性があります。当社では、このコンセント開口部からファイバースコープを入れて壁内を確認できます。

    Q. 冬の結露とは違うのですか

    仕組みは同じ(空気が露点まで冷える)ですが、水分の移動方向が異なります。冬は室内の暖かく湿った空気が冷えた窓や壁で結露します。夏は冷房で室内側が冷え、壁の内部で結露(逆転結露)が起こります。夏の結露は壁の内部で起こるため、より気づきにくいのが特徴です。

    まとめ

    エアコン周りの壁が結露しやすい理由を、整理します。

    1,結露は、空気が「露点」まで冷やされると起こる

    2,エアコン周りは冷気で壁面が冷やされ、露点を下回りやすいため結露しやすい

    3,結露するかどうかは湿度だけでは決まらない。同じ湿度でも壁面が冷えれば結露する

    4,だから「湿度管理」だけでは防げず、「壁を冷やしすぎない」ことも必要

    5,壁の内部で起こる逆転結露は、表から見えず、壁の中のカビの原因になる

    「除湿しているのに結露する」「エアコンの周りだけカビが出る」という場合、湿度ではなく壁面の温度、あるいは壁の内部の結露が原因かもしれません。表面だけでは分からないため、壁の中の状態を確認することをおすすめします。

    カビバスターズ福岡では、ファイバースコープによる壁内調査から、結露が原因のカビの除去、そして建築30年の経験に基づく原因の見極めまで対応しています。福岡県全域(福岡市・北九州市・久留米市ほか)を中心に、山口・熊本・佐賀・大分・長崎・宮崎にも対応しています。

    まずはお気軽に公式LINEでご相談ください

    「除湿しているのに結露する」「エアコン周りのカビが気になる」という方は、カビバスターズ福岡の公式LINEからお気軽にご相談いただけます。壁の写真を送っていただくだけで、状態の把握がスムーズになり、より的確なご案内が可能です。

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    友だち追加後、気になる壁の写真とお困りの内容をお送りください。現地を調査したうえで、壁の状態に応じた対処方法をご提案いたします。

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