ダイキン/三菱/パナを比べて分かる!全館空調の特長とカビの弱点
2025/11/13
目次
全館空調とは?主要機種の特長まとめ
全館空調とは、1台または少数の空調ユニットで家全体の冷暖房と換気を一括管理するシステムです。リビングや各個室はもちろん、廊下や玄関、浴室脱衣所までほぼ一定の温度・湿度に保てるのが最大のメリットです。各部屋にエアコンを設置する従来方式と違い、「どこにいても快適」な暮らしが実現できます。近年では省エネ性能の向上や24時間換気との連動により、電気代を抑えつつ清潔な空気環境を保てる製品も登場しています。
全館空調システムを導入するには、住宅の高気密・高断熱性能が前提となります。気密性の低い住宅だとせっかく空調で整えた空気が漏れ、効率が下がってしまうためです。また断熱性能が低いと部屋間の温度差が生じやすく、結露の原因にもなります。つまり高性能住宅と全館空調はセットで考える必要があります。この点は後述するカビ問題とも深く関係してきます。
全館空調の主なメリット
家中どこでも均一な温度・湿度: 部屋ごとの温度差が少なくヒートショック予防にも有効です。夏の冷房時も廊下やトイレまで涼しく、冬の暖房時も家全体がぽかぽかになります。
24時間換気と空気清浄: 多くの全館空調は熱交換型の換気システムを組み込み、給気・排気を機械制御します。フィルターで花粉やホコリを除去し、外気も室温に近づけて取り込むので、新鮮で清潔な空気が循環します。
省エネ運転: 近年の製品は効率が良く、各部屋で個別エアコンを運転するよりトータルの光熱費が安く済むケースもあります。高気密・高断熱の家と組み合わせれば、エアコン1台で全館冷暖房しても意外に経済的です。
美観と空間有効活用: 室内機が天井裏や床下に収まるタイプも多く、露出するエアコンが少なくインテリアがスッキリします。また各室にエアコンを置かない分、家具配置の自由度も上がります。
一方でデメリットとしては、導入コストが高めなこと、機器が大型なためメンテナンス費用がかかること、そして停電時や故障時に全室空調が止まるなどが挙げられます。またカビ対策について適切に管理しないと、後述のようなトラブルに繋がる可能性があります。
主な全館空調メーカー別・機種の比較表
現在、日本の住宅向け全館空調システムを提供する代表的なメーカーやハウスメーカーの機種には以下のようなものがあります。それぞれの換気方式や特徴を比較してみましょう。
メーカー / 機種名 | 換気方式 (種別) | 主な特長と機能 | カビ対策・空気清浄の工夫 |
|---|---|---|---|
ダイキン ・デシカホームエア ・サラビア など | 第1種換気(熱交換型)
※調湿機能付きもあり | 除湿・加湿も可能な全館調湿換気ユニットで、湿度まで自動制御 。外気を除湿・温調してから各室に給気するので快適性が高い 。リフォームにも対応しやすいコンパクト設計。 | 高性能フィルター&除湿運転でカビの原因となる湿気や微粒子を抑制 。内部クリーン運転機能搭載機種もあり(結露水で熱交換器を洗浄など)。 |
三菱電機 ・エアロテック | 第1種換気(熱交換型) | 1台の室内機で365日換気・冷暖房を行うパッケージ全館空調 。各部屋ごとに温度設定可能なゾーン制御で無駄なく快適。30年以上の実績あり。 | 花粉やカビの胞子を約97%カットする専用フィルターを搭載 。メンテナンスしやすい構造でフィルター清掃も簡単(定期交換で常にクリーン)。 |
パナソニック ・エアロハス(Panasonic Homes) ・ウイズエアー(換気システム) | 第1種換気(熱交換型) | 家全体の温度環境を整えるパナソニックホームズの全館空調。「エアロハス」はZEH基準対応の省エネ性能で、2019年省エネ大賞受賞 。HEMS連携でエネルギー見える化。 | HEPAフィルター標準装備で外気も室内循環空気も浄化 。ナノイー発生機「エアイー」を各室に設置可能で、クローゼットなど臭いや湿気がこもりやすい空間のカビ抑制に効果 。 |
その他メーカー/住宅会社 ・Z空調(桧家住宅) ・スマートエアーズ(トヨタホーム) ・スマートブリーズ(ミツイホーム) ・Air Dream ハイブリッド(住友林業) など | 第1種換気中心(※一部第3種併用も) | ハウスメーカー独自ブランドの全館空調。例:桧家住宅「Z空調」は比較的廉価で導入しやすく、床下エアコン+ダクトで家全体を空調。トヨタホームやミツイホームのシステムはダイキンや三菱のOEMを採用するケースも。 | 各社とも高気密住宅向けに設計されており、熱交換換気+高性能フィルターで空気質を確保。マッハシステム(新日本空調開発)などダクトレス方式でホコリが溜まりにくい工夫をした例も。 |
※換気方式:「第1種換気」は給気・排気とも機械で行う方式(熱交換型換気扇を使用)。「第3種換気」は排気のみ機械で行い給気は自然に任せる方式です(詳細は後述)。
上記のように、それぞれ特色はありますが、共通しているのは「第1種換気」を採用している点です。多くの全館空調システムは機械換気を組み込み、熱交換しながら換気することで省エネと空気清浄の両立を図っています。例えば三菱電機のエアロテックはHEPA級フィルターで花粉やカビ胞子まで除去しつつ換気でき、各室への給気もクリーンな状態を保ちます。パナソニックのエアロハスも吸排気の両方にフィルターをかけ、空気清浄機レベルの微粒子除去性能を謳っています。
一方、ハウスメーカー独自の名前がついた全館空調も、実際の機器は上記メーカーと共同開発だったりOEM供給だったりする場合があります。例えば住友林業の「Air Dream ハイブリッド」はダイキンの調湿機能付き換気とエアコンを組み合わせたシステムと報じられています。また桧家住宅の「Z空調」は第一種換気ではなく各室に分配する第3種換気併用型ですが、コストを抑えつつ全館空調を実現した例として知られます。選ぶ際は、自邸の断熱・気密性能や予算、間取りに合った方式かどうかを施工会社とよく検討することが重要です。
換気方式(第1〜3種)の違いと高気密・高断熱住宅との関係
換気方式には大きく第1種・第2種・第3種の3種類があります。住宅の24時間換気では、第1種か第3種が主に採用されます。
第1種換気: 給気も排気も機械換気(ファン)で行う方式。熱交換器を備えて外気と排気の熱をやり取りし、外から取り込む空気を室内の温度に近づけられます。高気密高断熱住宅ではこれが推奨され、全館空調システムも基本はこの方式です。メリットは計画換気が確実で、温度ロスが少なく省エネなこと。デメリットは機器コストが高く、ダクト配管が必要な点です。
第3種換気: 室内の排気だけ機械ファンで行い、給気は各室の壁に設けた給気口や隙間から自然に取り入れる方式。一般的な住宅で多く採用されてきました。メリットはシンプルで機器コストが安価なこと。デメリットは給気が外気まかせなので各部屋の換気量が不安定になりやすく、冬場に冷たい外気がそのまま入るため断熱性能への影響が大きいことです。
高断熱・高気密住宅と全館空調は切っても切れない関係です。というのも、高性能な断熱・気密仕様の家でないと全館空調のメリット(均一な室温・省エネ)が活かせないからです。断熱等級の低い家で全館空調を使うと、外壁や窓から熱が逃げたり入ったりしてエアコン1台では追いつかず、各部屋の温度差が生じたり電気代が跳ね上がったりします。また気密性が低い(すき間が多い)と計画した通りに空気が循環せず、結果的に換気不良や結露を招く恐れがあります。
全館空調=高気密高断熱住宅向けの設備といっても過言ではありません。実際、ダイキンの全館空調「Saravia(サラビア)」の商品情報でも「ZEH基準以上の高気密・高断熱住宅を推奨」と明記されています。しっかり気密が確保された家で機械換気を正しく設計・施工すれば、各部屋に確実に新鮮空気を届けつつ余分な湿気を排出でき、カビにくく快適な空間が維持できます。
逆に、「気密の低い家+第3種換気」で全館空調まがいのこと(廊下に大型エアコン1台つけて扇風機で各室に送風…など)をしてしまうと、期待した効果が得られないばかりか湿度コントロールもうまくいかず危険です。温度ムラや結露が発生し、その部分がカビの温床になりかねません。全館空調自体はカビを発生させる機能を持っているわけではなく、カビの発生要因は他にある(湿度や汚れなど)と専門家も指摘しています。その「他の要因」を作らないようにするためにも、換気方式の選択と住宅性能の確保が重要なのです。
全館空調とカビ問題:発生しやすい場所と原因
高性能な全館空調を導入しても、「カビが生えてしまった…」という事例が実際に報告されています。せっかく快適に暮らすための設備なのに、カビ臭や健康被害が起きては本末転倒ですよね。ここでは、全館空調住宅でカビが発生しやすい場所と、その背後にある原因を探ってみましょう。
「全館空調=カビだらけ」という極端なものでは決してありませんが、構造上どうしても湿気やホコリが溜まりやすいポイントが存在します。その部分に対策を怠ると、どんな優れた空調システムでもカビのリスクはゼロではありません。
カビが生えやすいポイントはここ!
1. ダクト(配管)の内部 – 全館空調の命ともいえるダクト内は、実はカビが潜みやすい場所です。冷暖房時に温度差で結露が発生したり、風速が遅いと空気が滞留して湿気が溜まったりしがちです。さらにホコリが少しでも堆積すると、それがカビの栄養源になります。特に天井裏や床下を通る長いダクトは点検しにくく、見えないところでカビが繁殖していても気づきにくいのです。
実際に築数年でダクト内にカビやホコリが蓄積したケースも報告されています。ある専門業者によれば、使用1年でもダクト内にカビが生えていた例があるとのことです。ダクトの素材自体は防露仕様でも、内部の湿気や埃は完全には防げないため、放置すればカビの温床となります。
2. 吹き出し口(各部屋の給気口) – エアコンの吹き出し口付近に黒い斑点…という話は聞いたことがあるかもしれませんが、全館空調でも各部屋の天井や壁にある給気口周辺にカビが現れることがあります。原因は、吹き出す空気に乗ってきたホコリがルーバーに付着し、そこに湿気が結露してカビが繁殖するためです。特に夏場、冷房した冷たい風を吹き出すと、吹き出し口の周囲がわずかに冷えて結露しやすくなります。その微かな水分とホコリで黒カビが点々と生えてしまうのです。「エアコンから黒いカスが飛んできたら、それはカビの塊かも…」という恐ろしい話もあり、実際ダクトや吹き出し口からカビ片が出てきて咳込むようになったという報告もあります。
3. 室内機(空調ユニット)内部 – 全館空調の心臓部である空調ユニット(エアコン本体や熱交換器部分)もカビやすいポイントです。特に冷房運転時にはドレンパン(結露水を受ける皿)に水が溜まりますが、ここが汚れているとカビやバクテリアが繁殖しやすく、嫌な臭いを放つ原因になります。またフィルターに付着したホコリにカビが生えることも。全館空調では大型のフィルターが付いていることが多いですが、清掃せず放置すると湿気を含んだホコリだらけになり危険です。定期点検で機械内部まで分解清掃しないと、内部ファンやコイルにカビが生えて胞子を撒き散らす恐れがあります。
4. 天井裏・床下空間 – 天井裏や床下に空調ユニットやダクトがある場合、その周囲の構造体にも注意が必要です。万一ダクトの断熱不良で結露したり、ドレン配管から水漏れが起きたりすると、天井裏の合板や断熱材が濡れてカビだらけになる可能性があります。高気密住宅は外に湿気が逃げにくいので、一度こもった湿気は屋根裏などに蓄積しやすく、気づいた時には構造材までカビ臭い…なんて事態も起こりえます。特に夏場の小屋裏は高温多湿になりやすく、そこに冷たい空調ダクトが通っていると表面に結露水が付くことがあります。断熱材でくるんであっても、継ぎ目や開口部から漏れた冷気で周囲が結露しカビることもあるのです。
全館空調でカビが発生する主な原因
上記のような場所にカビが生える背景には、いくつかの根本原因があります。ここでは全館空調住宅特有のカビ発生メカニズムを3つに整理してみます。
原因1:湿度の偏り・結露
カビ発生の最大要因は「湿度が高いこと」です。全館空調は家全体の温度を一定に保てますが、湿度コントロールが不十分だと危険です。例えば夏、冷房はしていて温度は下がっても、湿度まで十分に下げられていないとジメジメが残ります。高気密住宅は密閉性が高い分、一度上がった湿度がこもりやすく、局所的に湿度80%近い場所ができればカビは繁殖します。さらに暖かい空気と冷たい空気が接して起こる結露も要注意です。ダクト内部や窓枠などで結露した水滴はカビにとってオアシス。全館空調そのものが湿度管理機能を持っていればいいですが、機種によっては温度優先で湿度までは管理しきれません。湿度センサー付きの機種でも、設定や能力によっては梅雨時に除湿が追いつかないこともあります。
原因2:空気の滞留(風速の問題)
全館空調のダクト内を通る風の流れが遅いと、空気が淀んで湿気が滞留しやすくなります。通常エアコン送風は常に流れているので大丈夫と思いがちですが、長い配管の末端や使用頻度の低い部屋の吹き出し口など、風の巡りが弱い箇所ができます。そういうところは湿った空気が留まりやすく、温度差で冷やされると結露も発生、結果カビの温床になります。またエアコンを停止している間も問題です。運転を止めるとダクト内の空気はピタッと動かなくなり、中に残った湿気がそのままこもります。特に夏の冷房停止後や冬の暖房停止後は要注意で、ダクト内壁に付着した結露水や湿ったホコリがそのまま温存されるので、カビが一気に繁殖しやすくなります。「全館空調を夜間タイマーで止めていたら、その間にダクト内でカビが育っていた」という事態もありうるわけです。
原因3:汚れ(ホコリ)と栄養分
カビはホコリや汚れをエサに成長します。全館空調ではフィルターでかなりホコリを除去していますが、完全には防げません。人の出入りや布製品から出る繊維ホコリなど、生活していれば微細な塵は必ず発生し空気中を舞います。それが時間とともにダクト内や吹き出し口、フィルター裏側などに少しずつ蓄積します。前述のようにホコリに湿気が加わればカビにとって好都合の環境です。特にフィルター清掃を怠ると、表面が目詰まりしてホコリで真っ黒になり、そこにカビが繁殖してしまいます。また、新築時の工事でダクト内部に木くずや埃が入ったままになっていると、最初から栄養分がある状態で運転開始してしまうことになります。一部では「ダクト内部は生涯メンテナンスフリー」という説明もありますが、実際には10年に1回程度は専門清掃が望ましいとの声もあり、長期間放置すれば汚れゼロとはいきません。ダクトレス方式の全館空調(例:第一種換気と構造躯体を利用したマッハシステム等)ではこのホコリ蓄積問題を減らせると言われますが、それでも完全にゼロにはできないでしょう。
以上まとめると、「湿度」「滞留」「汚れ」がカビ三兄弟のようなものです。この3つが揃うとどんな住宅でもカビが生えます。全館空調は快適な空間を作りますが、その陰で上記のリスク要因が潜むことを理解しておきましょう。ただし適切な対策を講じれば、決して恐れる必要はありません。次章では具体的なカビ対策と予防策を紹介しますので、「全館空調=カビが心配…」と不安な方もご安心ください。
全館空調住宅におけるカビ対策と予防法
カビは一度発生すると完全な除去は厄介です。したがって「発生させない」「広げない」ことが重要になります。ここでは、全館空調を導入する住宅で実践すべきカビ対策を、(A)施工段階、(B)日常の使い方、(C)定期メンテナンスの3つの観点から見ていきます。家づくりを計画中の方も、すでに全館空調のお宅に住んでいる方も、それぞれ参考になるポイントがありますのでチェックしてみてください。
施工段階での対策(設計・建築時)
・適切な断熱施工と機器配置: まずは結露を発生させない家づくりが大前提です。壁や天井の断熱欠損がないよう施工し、温度差が極力生じない構造にします。特にダクトや室内機を設置する小屋裏・床下は断熱強化し、これらの空間が外気で極端に暑く寒くならないよう配慮します。またダクトには必ず断熱材を巻き、気密処理も徹底して、内部の冷気/暖気が外気に触れて結露しないようにします。配管が貫通する穴やすき間は発泡ウレタンなどで充填し、湿気や虫が侵入しないよう塞ぎます。
・換気計画の最適化: 家全体の換気経路をシミュレーションし、デッドスペースを作らないことも重要です。各部屋の給気・排気のバランスを考え、空気の滞留する空間をなくす設計にします。たとえばクローゼットや納戸など閉め切りになりがちな空間にも換気口(またはガラリ)を設け、空気が循環するようにします。先述のパナソニック「エアイー」のように、クローゼット内に小型の空気清浄ユニットを設置するのも有効です。これにより収納空間のカビ臭・湿気対策になります。さらに1階と2階で温度・湿度が循環しやすいよう、吹き抜けを設けたり、サーキュレーターを活用したりする設計も考えられます。
・防カビ建材や塗料の活用: 最近は防カビ性を持つ建材も多く出ています。例えば壁紙自体が防カビ処理されたもの、調湿効果のある石膏ボードや珪藻土クロスなどを採用するのもよいでしょう。ダクト内部に関しては施工時に防カビ剤コーティングを依頼する手もあります。カビバスターズのような専門業者では、新築時のダクト内防カビ施工サービスを提供している場合もあります。初めからカビの根を降ろさせない環境を作っておけば、後々のリスクが減ります。
・施工中の清掃徹底: 家づくりの工事中、配管内や隠蔽部にゴミを残さないのは基本ですが、意外と見落とされがちなので注意しましょう。ダクトをつなぐ前に内部を一度エアー清掃する、工事の最終日に全室を業務用掃除機で吸い掃除するなど、ホコリを極力持ち越さない努力が必要です。施工会社に頼む際も「引き渡し前に換気ダクト内の清掃をお願いします」と一言伝えておくと意識してもらえます。
日常の使い方の工夫(換気・湿度管理など)
次に、実際の暮らしの中でできるカビ予防策です。全館空調ならではの運転方法の工夫や日々のちょっとした注意で、カビ発生リスクをぐっと減らせます。
・停止時は送風運転で乾燥: 全館空調システムを止める際は、いきなり電源オフにしないのがポイントです。冷房や除湿運転の後には必ず送風運転をしばらく行い、ダクト内や熱交換器に残った湿気を乾燥させましょう。最近のエアコンには「内部クリーン」機能があり、停止後に自動で数十分送風・乾燥運転してくれるものもあります。そうした機能はぜひONに設定して活用してください。送風のおかげでダクト内の湿気を飛ばし、カビの発生を防ぐ効果が期待できます。
・こまめな換気と除湿: 24時間換気が付いていますが、天気の良い日は適度に窓を開けて自然換気を取り入れるのも有効です。特に梅雨明けなど屋外湿度が低い日に一気に空気を入れ替えると、家中に溜まった湿気を追い出せます。また室内の湿度計をチェックし、60%を超えないよう意識しましょう。湿度が高めの日は冷房設定を1〜2℃下げる、除湿モードを使う、あるいはポータブル除湿機を併用するのも手です。逆に冬場に加湿器を使いすぎて湿度を上げすぎないことも大事です(加湿は50%前後まで)。湿度管理はカビ管理と心得て、季節に応じた調整を行いましょう。
・フィルターと吸気口の清掃: ホコリ対策として一番簡単で効果的なのはフィルター掃除です。全館空調のフィルターは一般エアコンより大きいですが、月に1回程度は掃除機で埃を吸い取ってください。フィルターが目詰まりすると風量低下だけでなく、そこにカビが繁殖してしまいます。掃除の際、水洗いした場合は完全に乾かしてから戻すこともお忘れなく(濡れたままだとカビが繁殖する原因に…とダイキンも注意喚起しています)。また各部屋の給気口(吹き出し口)や還気口(吸気グリル)にも埃が溜まります。こちらも数ヶ月に一度外して清掃しましょう。高い天井の場合は脚立など安全に配慮して行ってください。目に見える場所のホコリを除去するだけでもカビの栄養源を断つ効果があります。
・24時間運転を基本に: 全館空調は基本的につけっぱなし運転が推奨です。各部屋ごとにオンオフするエアコンと異なり、家全体をじわっと空調する仕組みなので、止めたり動かしたりを頻繁にしない方が安定します。電気代も、停止中に室温が極端になってから再起動するより、常時稼働で微調整する方が結果的に省エネだったりします。何より常に空気が動いている状態を維持できるので、湿気や汚染物質が滞留しにくくなります。実際、ある全館空調ユーザーからも「24時間回しっぱなしにしておくと夏でも冬でも快適で、ホテル暮らしのようだ」という声があるほどです。ご家庭の生活パターンにもよりますが、就寝時や外出時も弱運転で動かしておくことをおすすめします。
・家具配置と通風: クローゼット内や家具の裏など、風の届きにくい場所はカビスポットになりがちです。可能なら時々扉を開け放って空調空気を行き渡らせる、家具は壁から少し隙間を空けて設置する、といった工夫をしましょう。全館空調でもクローゼット内部までは換気されないケースがありますので、先述のナノイー発生機の活用や、除湿剤の設置などでケアしてください。
定期メンテナンスとプロによる清掃の必要性
最後にプロの力を借りるべきポイントについてです。どんなに頑張ってお掃除していても、素人では手の届かない部分があります。カビを長期的に防ぐには、数年おきの専門的なメンテナンスも検討しましょう。
・全館空調ユニットの定期点検: 一般のエアコン同様、全館空調本体もプロの分解洗浄が必要です。内部の熱交換器や送風ファン、ドレンパンなど、カビが繁殖しやすい部分を徹底的に洗浄・除菌してもらいましょう。メーカーや機種にもよりますが2〜3年使用でカビ汚れが出始めるとも言われ、5年も経てば相当汚れが蓄積します。あるダクト清掃業者の報告では「築5年で吸気口がホコリで詰まっていた」例もあるほどです。見た目に異常がなくても、中を内視鏡カメラで見ると意外にホコリが溜まっていることが多いので、5年目点検を一つの目安にすると良いでしょう。定期点検パックに入っていればそのスケジュールに従い、入っていなければ自分で専門業者に依頼します。費用は掃除範囲によりますが、ダクト清掃込みで10〜20万円程度のケースが多いようです。決して安くはありませんが、家族の健康と快適さには代えられません。
・換気ダクト清掃: ダクト内部は自分では掃除できないので、こちらもプロに任せます。特殊なブラシやロボットカメラを使ってダクト内壁の埃やカビを掻き出し、強力な吸引で除去してくれます。日本ではまだ住宅ダクト清掃の習慣は一般的ではありませんが、北米や北欧では10年に1度程度の清掃が推奨されています。ダクト長さや構造によりますが、プロの話では10年放置すれば掃除した方が良いレベルとのことでした。全館空調ダクト清掃を専門に行う業者(例:渋谷ダクトサービスさん等)も全国にありますので、カビ臭が気になる場合など相談してみると良いでしょう。「うちはダクトレスだから大丈夫」と油断せず、ダクトレスでも空気経路(床下や壁中)の清掃点検は必要です。
・防カビコーティング: 清掃後のキレイな状態を長持ちさせるため、防カビ剤のコーティングも効果的です。エアコン内部やダクト内に、人体に無害な透明コート剤を吹き付けておくことで、カビや菌の繁殖をしばらく抑えてくれます。カビバスターズ福岡でも施工メニューに含まれており、清掃後の仕上げとしておすすめしています。
・異変に気づいたら早めに相談: 最後に大切なのは、「あれ?カビ臭いかも」「黒っぽい汚れが出てきた」という異変を感じたら早めに対処することです。カビは初期対応が肝心です。少しのカビだから…と放っておくと数週間で一気に広がり、除去が困難になります。また、ご自身で強い薬剤を噴霧したりすると、機械を傷めたり健康に悪影響が出たりする恐れもあります。異常の兆候(臭い、目に見えるカビ、家族のアレルギー悪化など)があれば、遠慮なく専門家に相談しましょう。
カビバスターズ福岡がお手伝いできること
全館空調のカビでお困りの際は、私たちカビバスターズ福岡にぜひご相談ください。住宅のカビ問題に特化したプロ集団として、以下のようなサービスで快適な住環境づくりをサポートいたします。
無料カビ調査・診断で原因を徹底究明
まずは現地にお伺いし、無料でカビの調査を行います。専門スタッフが住宅内外をチェックし、カビの発生箇所や広がり具合を確認します。目視はもちろん、必要に応じて壁内やダクト内部の検査も実施します(内視鏡カメラや測定器を用いて隠れたカビを探します)。また室内の温湿度環境や換気状況もヒアリングし、なぜカビが発生したのか原因を突き止めます。全館空調に起因するものか、結露など建物側の問題か、生活上の要因かを総合的に診断し、今後の対策プランをご提案します。
調査ポイント例: ダクトのカビ臭、フィルターの汚れ具合、吹き出し口や壁紙のシミ、浴室や押入れなど他の湿気溜まりもチェックし、家全体のカビリスクを評価します。「どこに相談したらいいか分からなかった」ような小さな不安でも構いません。無料調査なのでお気軽にお申し付けください。結果をご報告し、必要な対処法を分かりやすく説明いたします。
カビ除去・防カビ施工で安心リフレッシュ
調査の結果、カビが発見された場合は速やかにカビ除去作業を行います。当社は素材を傷めない独自のMIST工法を採用しており、壁紙やダクト内部でも安全にカビ取りが可能です。抗菌剤を含んだ微粒子ミストを散布し、目に見えないカビの根までしっかり処理します。全館空調のダクト内カビにも対応しており、必要なら一部ダクトを解体して内部を洗浄・除菌することも可能です(状況によりますので調査時にご相談)。
防カビ施工もぜひお任せください。再発防止のため、除去後の対象箇所に透明な防カビコーティング剤を塗布します。ダクト内部やエアコン内部にコートしておけば、今後しばらくカビの繁殖を抑えることができます。浴室や押入れ等の高湿度箇所にも同様の防カビ処理が可能です。「カビ臭が完全になくなって驚いた」「施工後は安心して全館空調を使えている」といったお喜びの声も多数いただいております。
また、カビを取るだけでなく、発生要因への対策提案も行います。例えば換気扇の増設が必要と判断すればそのアドバイス、エアコンの設定見直しや日常お手入れ方法の指導など、再発を防ぐ総合的なサポートをいたします。
住まいの空気を守るために – お気軽にご相談ください
全館空調は快適さと便利さをもたらす素晴らしい設備ですが、「空気の管理」を一手に引き受けている分、カビなどのトラブルにも気を配る必要があります。もし「ちょっと変だな?」と感じることがあれば、早め早めの対処が肝心です。私たちカビバスターズ福岡は、福岡エリアを中心に多くの住宅のカビ問題を解決してきたプロフェッショナルです。全館空調に起因する特殊なケースでも、各種ハウスメーカーの構造や機種の特性を踏まえて最適な対策をご提案できます。
健康で安心して暮らせる住まいを維持するために、空気の専門家としてお力になります。「もしかしてカビかも?」と思ったら、無料調査・ご相談はこちらまでお気軽にお問い合わせください。あなたの大切なマイホームをカビから守り、快適な空気環境を取り戻すお手伝いをさせていただきます。一緒に対策して、全館空調の快適さを存分に享受しましょう!
お問い合わせは24時間受付中です。ぜひ今すぐご連絡ください。スタッフ一同、あなたの暮らしをカビの不安から解放すべく全力でサポートいたします。
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電話番号 : 090-8159-7525
【検査機関】
一般社団法人微生物対策協会
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