住宅診断とカビ検査の連携で安心の住まいを実現！

住宅診断（ホームインスペクション）とは、住宅の専門家が第三者的な立場で建物の状態を調査し、劣化や不具合、施工ミスなどをチェックするサービスです​。日本では近年注目されていますが、欧米では不動産取引時に広く活用されている制度です。住宅診断を受けることで、購入後に思わぬ欠陥が見つかるリスクを減らし、安心して取引に臨むことができます​。特に中古住宅を購入する際には、隠れた欠陥を事前に把握できる点で非常に有用です。また、新築住宅の場合でも、施工中のミスや見落としを引き渡し前に指摘できるため、将来的なトラブルを未然に防ぐ効果があります​。

住宅診断を行う最大のメリットは、「住宅のプロに不具合の有無を徹底チェックしてもらえる」ことです​。たとえば、さくら事務所のホームインスペクションでは、自社独自の100項目以上に及ぶチェックリストを用いて廊下や水まわりを含む全ての居室を調査しています​。このような専門的かつ網羅的な評価によって、購入前に住宅の状態を把握でき、将来必要になりそうな修繕コストを予測することも可能になります。その結果、「この家を買って大丈夫だろうか？」という不安を解消し、安心して大切なマイホームの決断ができるようになるのです。さくら事務所は日本で最初に設立されたホームインスペクション専門会社であり、既に20年以上の実績があります。1999年の設立以来、累計で10万件以上の住宅診断を行ってきたパイオニアで、多くの顧客から信頼を得ています​。新築から中古、一戸建てからマンション、さらには商業施設まで、あらゆるタイプの建物に対応できる柔軟性と経験を持つ点も大きな強みです​。在籍するホームインスペクター（住宅診断士）は経験豊富で専門知識が高く、建物の構造・設備・劣化状況を詳細に診断し、適切なアドバイスを提供してくれます​。さらに、さくら事務所は全国ネットワークを活かしつつ各地域に根ざしたサービスを提供しており、九州エリアでも地域特有の気候や住宅事情を考慮した診断が可能です​。九州支部に依頼すれば、福岡をはじめ九州全域で豊富な経験を持つインスペクターが対応し、ローカルな知見と全国水準のノウハウの両方からアドバイスしてもらえます。例えば高温多湿な九州の気候を踏まえた通風・断熱のチェックなど、その地域ならではの視点で診断してくれるでしょう。こうした第三者による住宅診断を活用することで、施主は購入や入居に際して大きな安心感を得ることができます。

ホームインスペクションでは専門家が住宅を隅々まで確認します。さくら事務所のインスペクターは経験豊富で、独自のチェックリストを用いて細部まで調査してくれます。​

住宅診断のメリットをまとめると、以下のようになります。

●購入前の安心材料: プロの診断で建物の状態を把握できるため、「欠陥住宅をつかまされないか」という不安を解消できます。万一重大な不具合が見つかった場合でも、契約前であれば交渉や購入見送りといった判断が可能です。

●将来の修繕コスト予測: 劣化箇所や今後補修が必要になりそうな部位を指摘してもらえるため、将来どの程度のメンテナンス費用を見込むべきかが分かります。ローン計画や資金準備にも役立つ情報です。

●トラブル防止: 売主・買主双方にとって、取引後の「こんなはずじゃなかった」というトラブルを避けられます。売主にとっても、事前に不具合を把握・修繕しておけば引き渡し後のクレームリスクを下げられます​。

●新築でも品質確認: 新築住宅でも第三者検査を導入することで、施工ミスの発見や手直しの要求ができます​。大手ハウスメーカー施工でも、人の手による工事にはミスが起こり得るため、念のための確認は無駄になりません。

●専門家のアドバイス: 診断結果に基づき、専門家から維持管理のアドバイスを受けられます。「この部分は将来○年後に防水メンテナンスが必要」「〇〇は交換時期」など具体的な指摘は、住んでいく上で貴重な情報です。

以上のように、ホームインスペクションは「住まいの健康診断」とも言える存在で、施主が安心して快適に暮らすための強い味方です。では次に、カビ問題に焦点を当てて、カビバスターズ福岡のサービスを見てみましょう。

日本の住宅は高温多湿な環境下にさらされるため、カビ対策はとても重要です。特に梅雨時や夏場の湿度が高い季節、換気が不十分な住宅では壁や床下にカビが発生しやすくなります。「カビくらい放っておいても…」と思われがちですが、カビは見た目が悪いだけでなく健康被害（アレルギー症状や咳、喘息など）や住宅の構造劣化（木材の腐朽による強度低下など）につながる恐れがあり、決して軽視できません​。こうしたカビの問題に専門的に対応するのが、カビバスターズ福岡です。

カビバスターズ福岡は福岡を拠点とするカビ除去の専門業者で、豊富な経験と最新技術を駆使してあらゆる環境下のカビ問題を効果的に解決しています​。住宅はもちろん、商業施設や病院といった様々な建物でのカビ除去実績があり、複雑なケースにも対応できるノウハウを持っています​。特に注目すべきは、MIST工法®と呼ばれる先進的なカビ除去技術を採用している点です​。

MIST工法®とは、薬剤のミスト（霧）を利用した独自のカビ除去方法で、カビを物理的に削り取らずに根こそぎ除去できるのが特徴です​。従来のカビ取りはブラシ等で擦ったり削ったりすることも多く、その際に胞子が飛散して周囲に拡散してしまうリスクがありました。MIST工法®では微粒子状の特殊薬剤を吹き付けてカビ菌に浸透させ、殺菌・除去するため、周囲の環境を汚染せずに効果的にカビを退治できます​。また、使用する薬剤は安全性が高く人体への影響が少ないため、小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心して施工を任せることができます​。薬剤散布時のイヤな臭いも最小限に抑えられており、施工後すぐに普段どおり生活できる点もメリットです。

カビバスターズ福岡は単にカビを除去して終わりではありません。再発防止策の提案まで含めてトータルにサポートしてくれます。​たとえば除去後に「どうすればまたカビが生えにくくなるか」をアドバイスしてくれます。室内の湿度管理や換気方法の改善、構造的な問題（雨漏り箇所の修繕や結露対策など）の提案など、原因に合わせた予防策を示してもらえるので、施主としても今後の対策が取りやすいでしょう。また必要に応じて防カビコーティングや抗菌処理を施工し、長期的にカビが発生しにくい環境を整えてくれるサービスもあります​。

壁紙や壁面に黒カビが発生するとこのようなシミになります。カビバスターズ福岡では最新のMIST工法®で、壁を削らず周囲に胞子を飛散させない安全な方法でカビを除去できます​。放置すると健康被害や構造劣化につながるため、早めの対処が重要です。

一般社団法人微生物対策協会との連携体制

そんなカビバスターズ福岡の大きな強みの一つが、一般社団法人微生物対策協会との緊密な連携による品質保証体制です。​カビバスターズ福岡の提供するサービスは、微生物対策協会の定める厳格な基準に基づいて実施されており、最高水準の品質が保証されています​。具体的には、施工に使用する薬剤や手法、安全管理に至るまで協会のガイドラインに沿って行われ、十分な効果が得られるようになっています。また、カビバスターズ福岡が用いる専用カビ取り剤や抗菌処理剤は安全性と有効性に優れたものですが、これらについても協会と連携しながら開発・改良を重ね、常に最新かつ安心なものを採用しています​。

そもそも一般社団法人微生物対策協会とは何者でしょうか。​名前のとおり微生物（カビや細菌類）に関する専門知識と技術を持つ団体で、カビや菌類の研究調査を行い、その対策方法や防止策の普及に努めています​。建築や住宅環境における微生物の問題にも積極的に取り組んでおり、建築業界や住宅所有者（施主）に対して情報提供や指導も行っているそうです​。このように高度な専門性と信頼性を有する協会だからこそ、カビ対策の分野で高い評価を受けており、業者にとっても心強いパートナーとなっています​。

カビバスターズ福岡では、協会との連携のもと真菌検査（カビ検査）や施工プロセスの標準化が徹底されています。​具体的には、カビ除去作業に入る前にまず協会の基準に沿って専門家によるカビの検査を実施します​。検査では、建物内のカビや菌の種類、繁殖状況を詳しく調べ、発生原因を突き止めます​。これは場合によっては現地での目視・機器測定だけでなく、必要に応じてサンプルを採取し、協会付属の検査機関で菌種の特定や菌数の測定を行うことも意味します。例えば黒カビ（クロカビ）の一種であるトキソシトラ属が発見された、といった具体的な菌名や、その量がどの程度か（空気中の胞子数など）をデータで把握できます。その上で、検査結果に基づき協会の定める基準やガイドラインに則って最適なカビ対策プランを立案し、除去作業を行います​。作業完了後も終わりではありません。再発を防ぐための定期点検やメンテナンスも協会と連携して行い、施主が安心して暮らし続けられる環境を維持できるようサポートします​。このように、協会との連携によって常に科学的根拠と客観的なデータに基づいたサービス提供が可能となっており、施主にとっては「確かな検査」「確かな施工」という二重の安心感が得られるのです。

まとめると、カビバスターズ福岡は最新技術（MIST工法®）×豊富な経験で確実にカビを除去し、協会連携による検査と品質保証でサービスの信頼性を高めています。福岡・九州という地域密着で活動しつつ、全国水準の専門知識も取り入れているため、地域の気候や住宅事情に合わせた的確なカビ対策が可能です​。カビ問題で困ったときに頼れる心強いプロフェッショナルと言えるでしょう。

ここまで、住宅診断のプロ「さくら事務所」とカビ対策のプロ「カビバスターズ福岡」それぞれの特徴を見てきました。それでは、この二者が連携するとどのようなメリットが生まれるのかを考えてみましょう。住宅診断＋カビ検査という組み合わせならではの相乗効果や付加価値をまとめます。

●不具合発見から即時対処への流れがスムーズ: 通常、住宅診断でカビの疑いが指摘されても、その後施主自身で専門業者を探して依頼する必要があります。しかし、さくら事務所とカビバスターズ福岡が連携していれば、診断時にカビの兆候が見つかった段階で直ちに専門家チームが対処プランを策定できます。診断担当者がその場でカビバスターズと情報共有し、追加のカビ検査や応急処置の手配を迅速に行えるため、問題解決までの時間を大幅に短縮できます。まさに「ワンストップ」で診断から対策まで完結するサービスです。

●データと知見の共有による精度向上: 住宅インスペクターが建物全体の構造状況や水漏れ箇所を把握し、カビの専門家が微生物の種類や繁殖状況を把握することで、互いの知見を組み合わせた総合的な診断が可能となります。例えば、「床下のこの部分に水染みがあるからカビ検査を重点的に行おう」「この種類のカビが出ているということは通気不良が原因では？」といった形で、建物と微生物双方の視点から原因究明が進むのです。結果として、単独の診断・単独のカビ対策よりも的確でムダのない提案ができ、根本的な解決策にたどり着きやすくなります。

●包括的な報告書とアドバイス: 連携サービスでは、住宅診断報告書にカビ検査の結果や対策案も組み込まれるなど、包括的なレポートを受け取ることができます。建物の構造的健全性から空気中のカビ菌数まで、一冊の報告書で確認できれば施主にとって非常に分かりやすいでしょう。将来のメンテナンス計画も立てやすくなりますし、万一不動産取引の場面でカビ問題が懸念された場合にも、このレポートが客観的な証拠として役立ちます。また、さくら事務所とカビバスターズ福岡の双方からアドバイスを受けられるため、「構造面ではここを補修すると良い」「環境面ではこちらを改善するとカビ防止になる」といった多角的な提案が得られます。住宅全体の健康を守る総合的なコンサルティングといえるでしょう。

●施主の負担軽減・安心感向上: 一度の依頼でまとめて診断とカビ検査・対策の専門家が動いてくれるため、施主の手間や精神的負担が軽減されます。窓口が一本化されていれば日程調整もスムーズですし、それぞれ別々に依頼するより費用的なメリット（セット割引等）がある可能性もあります。何より、「この家にカビがあったらどうしよう…」「見落としがあったらどうしよう…」という不安に対し、プロたちがチームで対応してくれるという安心感は大きいものがあります。住宅診断で問題なしと言われてもカビが心配、あるいはカビを取っても構造が心配、といった心配の取りこぼしがなくなるイメージです。

●地域に根ざしたワンチーム: さくら事務所九州支部とカビバスターズ福岡はいずれも九州エリアで多数の実績を持っています。地元の気候風土や住宅事情を熟知した者同士が連携することで、地域特有の課題（例えば「台風や大雨による浸水被害後のカビリスク」や「高温多湿な夏場の結露対策」など）にも素早く適切に対応できます。「九州の家のことは九州のプロに任せる」のが一番安心ですし、距離が近いためアフターフォローも手厚いでしょう。

このように、住宅診断の視点とカビ対策の視点が合わさることで、1+1が3にも4にもなる価値が提供されます。不具合を「見つけて終わり」ではなく「見つけたら即プロが解決まで動いてくれる」体制は、これからの住宅サービスの理想形と言えるかもしれません。それでは、実際にその連携がどのように行われるのか、具体的な事例を見てみましょう。

ここでは、さくら事務所とカビバスターズ福岡の連携サービスの流れを仮想の事例でご紹介します。実際のケースをイメージしやすいよう、施主が中古住宅を購入しようとしている場面を想定してみましょう。

ケース概要

福岡県内で中古一戸建ての購入を検討しているAさんご夫婦は、物件の状態に不安があったためさくら事務所（九州支部）にホームインスペクションを依頼しました。築20年の木造住宅で、見た目はきれいにリフォームされていますが、「見えない部分に何か欠陥やカビが潜んでいないか心配」とのことでした。インスペクターのBさんが現地に赴き、住宅診断を開始します。

診断～カビ発見

Bさんは屋根裏から床下まで丁寧にチェックしていきました。建物構造や設備に大きな問題は見当たりませんでしたが、床下空間を調べた際に気になる箇所を発見します。お風呂場の真下あたりの木材に黒ずみが見られ、近くのコンクリート基礎にもカビらしき斑点が付着していたのです。懐中電灯で照らすと、その部分だけ他より湿気を帯びているようにも感じました。Bさんは「おそらく過去に風呂の配管から水漏れがあり、そこでカビが発生している可能性があります」とAさんに報告しました。さらに「念のため専門的なカビ検査をした方が良いでしょう」と提案します。

この時点で、Bさんはすぐにカビバスターズ福岡の担当者に連絡を入れ、状況を共有しました。連携サービスを利用しているため、Aさんの許可を得て即日でカビの専門調査を手配できたのです。カビバスターズ福岡からCさん（カビ防カビの専門スタッフ）が現場に駆けつけ、Bさんと合流しました。

カビの専門検査

Cさんは防護マスクと手袋を着用し、問題の箇所から木材のサンプルを採取しました。また床下の空気もポンプで採取し、封じ込めた上で分析に回します。簡易キットによるその場の検査では、やはり黒カビの一種が発生している反応が出ました。さらに赤外線サーモグラフィーを使って周辺の壁の温度分布を確認したところ、浴室脇の壁の一部が他より冷たく表示され、水分が残っている可能性が浮上しました。BさんとCさんは「リフォームはされていますが、おそらく昔の漏水の湿気が壁内にまだ残存していて、そこからカビが繁殖したのでしょう」と原因を推定します。

対策プランの提案

検査結果を踏まえ、CさんはAさんに対してカビ除去と再発防止工事のプランを説明しました。「見つかったカビは有害な種類なので早めに除去すべきです。このまま放置すると床下だけでなく室内空気にも影響が出る可能性があります。MIST工法®で壁や床下を開口せずにカビを根絶し、その後防カビ剤を吹き付けておきます。また、水漏れの原因となった古い配管や防水部分の補修も必要です」と具体的な対処法を提示します。合わせて概算費用と日数の見積もりもその場で出しました。Bさんからも「構造自体に致命的な欠陥はありませんので、カビ問題さえ解決すればこの物件は安心して住めるでしょう」と太鼓判が押されました。

Aさんご夫婦はその報告を受け、売主と相談の上で購入前にカビ除去と再発防止工事を行うことを決めました。幸い売主も快く応じ、費用負担については売買価格の調整で合意することができました。これは、住宅診断報告書とカビ検査結果という客観的資料があったおかげでスムーズに話が進んだ面もあります。

カビ除去工事と結果確認

後日、契約前のタイミングでカビバスターズ福岡のチームが作業を実施しました。床下に潜り、問題箇所にMIST工法®で薬剤を噴霧し、壁内にも小さな穴を開けて同様の処置を行いました。カビの根まで薬剤が行き渡り、数日後には菌検査でカビが死滅したことを確認できました。さらに浴室周りの古いシーリングと配管を交換し、水漏れリスクにも対処しました。最後に防カビコーティング剤を床下全体に施工し、将来の再発抑制策も完了です。

施工後、再びBさんが現場を確認しました。床下の黒ずみはきれいに消え、不快な臭いもありません。協会の基準に従った真菌検査報告書でも問題が解消したことが示されました。こうしてAさんご夫婦は安心して物件を購入でき、無事引き渡しを受けることができました。「診断で不安な点が見つかったけれど、すぐ専門家に対応してもらえて本当に良かった。住み始めてから気づくよりずっとストレスが少なかったです」とAさんはほっとした表情です。

この事例からの教訓

このケースは仮想ですが、実際にも似たような流れで「診断でカビ発見 → 専門業者が連携して解決」という事例が増えていくと考えられます。ポイントは、住宅診断士とカビの専門業者が早い段階で情報共有し、施主をサポートするチームを組めたことです。施主にとっては、「どこに相談すればいいの？」と悩む暇もなく頼れる専門家が動いてくれたことで、大きな安心に繋がりました。また売主にとっても、取引前に問題を指摘され適切に解決できたことで、後々のトラブルを防げる結果となりました。

このように、さくら事務所＋カビバスターズ福岡の連携サービスは、住宅購入時のリスクマネジメントと住環境改善を同時に実現する素晴らしい取り組みと言えるでしょう。

最後に、一般の施主様が家を購入する前や新築引渡し前、そして入居後の定期点検時にぜひ知っておいていただきたいカビ対策の基礎知識とポイントをまとめます。カビは発生してから対処するより、予防と早期発見が肝心です。それぞれのタイミングで注意すべき点を確認しておきましょう。

住宅購入前（中古物件を検討中）のカビ対策ポイント

1.ホームインスペクションを活用する: 前述のとおり、中古物件購入時には住宅診断を受けることが重要です。その際、カビの有無や水漏れ痕跡もチェック対象に含まれているか確認しましょう。信頼できるインスペクターなら、目に見える範囲のカビは見逃しませんし、カビ臭など感覚的な異常にも気づいてくれます。報告書にカビの指摘があった場合は、迷わず専門業者による追加調査を依頼しましょう。

2.自分の五感でもチェック: 内見時には自分でもカビの兆候を探しましょう。カビ臭（かびくさい臭い）がしないか、押入れやクローゼット内部、浴室の隅、窓枠のパッキンなどに黒い斑点がないか、床下点検口を開けられるなら懐中電灯でのぞいてみるなど、可能な範囲で確認してください。特に長期間空き家になっていた物件は要注意です。閉め切りで湿気がこもりカビが繁殖しているケースがあります。

3.過去の水害・雨漏り履歴を確認: 不動産会社や売主に聞ける場合は、過去に雨漏りや水漏れ、水害がなかったか情報収集しましょう。過去に浸水被害があった家では、見た目を直していても壁の中でカビが生き残っている可能性があります。また、「◯年前にお風呂をリフォームしています」などの情報も、その前になぜリフォームしたのか（もしかしてカビや腐りが原因？）と深掘りするヒントになります。

4.カビ検査の検討: どうしても気になる場合は、購入前にカビの空気検査（エアサンプル）や表面サンプル検査を専門機関に依頼する手もあります。これは費用がかかりますが、先述の微生物対策協会のような第三者機関でカビ菌数を計測し評価してもらえます。住宅診断と組み合わせて実施すれば鬼に金棒です。

新築引渡し前のカビ対策ポイント

1.施工中の湿気に注意: 新築の場合、基本的には新品でカビなどない…と思いがちですが、一つ気をつけたいのは施工中に発生したカビです。例えば梅雨時の工事で木材が濡れたまま施工されたり、完成後引渡しまでに換気不足で内部が結露した場合、引渡し時点で既に壁裏にカビが発生していたという事例もゼロではありません。「新築だから大丈夫」と油断せず、引渡し前チェックでクロスや床下にシミやカビ跡がないか確認しましょう。

2.新築でも第三者検査: 新築住宅でもホームインスペクションを依頼可能です​。プロの目で見れば、施工会社が気づいていない軽微なカビや不備を発見できることがあります。特に気密性が高い現代の新築住宅は、換気計画が不十分だとカビが生えやすい環境になり得ます。インスペクターに換気システムや結露リスクについてもチェック・相談してみましょう。

3.引渡し直後の換気: 新築引渡しを受けたら、まず十分に換気しましょう。工事直後の家は建材から水分が発散しており、高湿度になりがちです。数日は窓を開け放つか換気扇を長時間回すなどして湿気を逃がしてください。また、新築特有の化学物質（ホルムアルデヒド等）対策にも換気は有効です（シックハウス症候群予防）。

4.保証とメンテナンス計画: ハウスメーカーや工務店から防カビ施工やメンテナンス計画について説明がある場合はしっかり聞いておきましょう。最近は引渡し前に防カビ剤を吹き付けてくれる会社もあります。また、何か不具合があった際の保証内容（例えばカビが生えたら◯年間は補修します等）も確認ポイントです。

入居後・定期点検時のカビ対策ポイント

1.日頃から湿度コントロール: カビ予防の基本は湿度を60%以下に保つことです。梅雨や夏場は除湿機やエアコンの除湿機能を活用し、冬場は加湿のしすぎに注意します。室内に湿気をこもらせないよう、換気扇の活用やこまめな通風を心がけましょう。特に浴室や脱衣所は入浴後に換気扇を数時間回す、窓のないクローゼットは扇風機で送風するなど工夫してください。

2.水漏れ・結露の早期発見と対処: 給排水の漏れや窓の結露はカビの温床です。日常的にキッチンのシンク下や洗面台下、給湯器まわりなどを点検し、濡れている箇所がないか確認しましょう。結露が発生しやすい窓や壁は断熱性能を見直すか、結露防止シートを貼るなど対策を講じます。万一漏水が発生した場合は、放置せずすぐに修理し、その後しっかり乾燥させることが大切です。漏れた水を拭き取っただけでは下地に湿気が残り、後からカビが出てくることがあります。

3.定期点検時にプロに相談: 新築なら施工会社の定期点検（1年点検・2年点検など）があるはずです。その際に、少しでも気になるカビ兆候があれば遠慮なく伝えましょう。クロスの隙間が黒ずんでいる、床下点検口からカビ臭がする気がする…といった小さなことでも構いません。プロが確認してくれて、必要なら対処やアドバイスが受けられます。また、中古で購入した住宅でも、5年おきくらいにインスペクションを受け直すのがおすすめです。時間の経過とともに劣化や環境変化がありますので、継続的な健康診断で早期発見に努めましょう。

4.カビ発見時の注意: 仮に自宅でカビを発見したら、自己判断で強力な塩素系漂白剤などを使って無闇に擦るのは避けましょう。市販のカビ取り剤で表面は落とせても、根が残って再発するケースや、刺激臭で体調を崩すケースもあります。広範囲だったり何度も再発するカビはプロに任せるのが安全です。カビバスターズ福岡のような専門業者なら、原因から取り除いて再発防止まで対応してくれます。「ちょっと黒い点があるな」程度の初期ならアルコールやエタノールで拭き取ると良いですが、それ以上に広がっている場合は一度相談を検討してください。

以上が、住宅購入前・引渡し前・入居後それぞれの段階で留意すべきカビ対策ポイントです。共通して言えるのは、「湿気を溜めない」「早めに専門家に相談する」この2点に尽きます。家は大きな買い物であり、長く住み続ける生活の基盤です。不安要素はできるだけ取り除き、健康で快適な住環境を維持したいものですね。

今回ご紹介したように、さくら事務所（九州支部）の住宅診断とカビバスターズ福岡のカビ検査・除去が連携するサービスは、住宅の隅々まで専門家がケアしてくれる心強い仕組みです。​住宅は目に見えない部分で不具合やカビが進行していることもありますが、プロの目と技術があれば未然に防いだり早期に対処したりできます。これから家を買おうとしている方、新築を受け取る方、そして今のお住まいを大切に維持していきたい方は、ぜひこのようなサービスの利用を検討してみてください。きっと「頼んで良かった！」という安心感を得られるはずです。

住まいは人生の基盤です。専門家チームと連携しながら、カビにも負けない快適で安全なマイホームを築いていきましょう。

（参考：カビは健康に悪影響を及ぼすだけでなく住宅の構造にもダメージを与えるため、購入前や定期点検時には専門家による住宅診断が欠かせません​。さくら事務所は累計10万件以上の住宅診断実績を持ち、独自の100項目チェックで安心を提供しています​。カビバスターズ福岡はMIST工法®など最新技術でカビを根こそぎ除去し、微生物対策協会と連携した真菌検査で徹底的に品質保証しています​。両者の協力により、診断と対策をワンストップで受けられる体制が九州で実現しています。）