家のカビが原因?アレルギーの正体と誰でもできる超簡単対策を紹介!
2025/03/21
目次
カビが引き起こすアレルギー症状と家庭でできる対策 – 住宅で行うカビ検査の解説
はじめに
こんにちは、カビバスターズ福岡です。当社は福岡県内を中心にカビ取り専門のサービスを提供しており、豊富な経験と専門知識を活かして日々カビ問題の解決に取り組んでいます。カビは見た目の悪さだけでなく、健康被害を引き起こす厄介な存在です。特に一般家庭でも注意すべきなのが、カビによるアレルギー症状への影響です。実際にカビは気管支喘息やアトピー性皮膚炎など様々なアレルギー疾患の引き金となり、症状を悪化させる原因にもなります。厚生労働省の調査によれば、日本全国で約780万人もの人がカビによるアレルギーを患っており、そのうち約100万人は重症化リスクが高いと推定されています。このように、カビは決して他人事ではなく、家庭の快適さと健康を脅かす身近な問題なのです。
本記事では、カビとアレルギーの関係や、カビによって引き起こされる具体的な健康影響について解説します。また、一般のご家庭で実践できるカビ対策や、住宅で行うカビ検査の方法についても詳しくご紹介します。最後に、プロであるカビバスターズ福岡が提供する専門的なカビ対策サービスについても触れ、皆様の住環境を守るためのヒントをお届けします。それでは、カビによるアレルギー被害を防ぐための知識と対策を一緒に見ていきましょう。
カビとアレルギーの関係
カビが発生しやすい環境:カビは湿気と汚れを好む真菌(カビの仲間)です。室内でカビが繁殖しやすいのは、高温多湿かつ風通しの悪い場所です。例えば、浴室・洗面所・キッチンなど水分や石鹸カス・食品カスが多い場所、窓ガラスやサッシ、押し入れの奥、家具の裏側など結露しやすい箇所は、特にカビが発生しやすい環境と言えます。一般に室内湿度が70%を超える状態が続くとカビは急速に繁殖し始めるため、梅雨時や雨の多い季節は注意が必要です。カビは20~30℃前後の気温を好みますが、それより低温でも繁殖する種類もあります。また、ホコリや木材片など身の回りの有機物を栄養源として増殖するため、日頃から清潔を保つこともカビ予防には重要です。
カビが引き起こすアレルギー:室内に発生したカビは、やがて胞子という微細な粒子を空気中に撒き散らします。私たちが生活する空間の空気1立方メートル中には、何十個~数千個ものカビの胞子が漂っているとも言われています。この胞子やカビの一部(菌糸片など)を吸い込むと、体の免疫システムがこれを異物と判断し、過剰に反応してしまうことがあります。これがアレルギー反応であり、カビによって誘発される典型的なアレルギー疾患として、アレルギー性鼻炎(いわゆる鼻アレルギー)や気管支喘息、さらにはアトピー性皮膚炎の悪化などが挙げられます。カビの胞子や成分に対するアレルギー反応によって、くしゃみ・鼻水、咳や呼吸困難、皮膚のかゆみ・湿疹といった症状が引き起こされるのです。なお、世界保健機関(WHO)の指針でも、室内の湿気(ダンプネス)やカビが喘息などアレルギー疾患のリスク要因になると警告されており、湿気の多い住環境で育つ子どもは喘息や上気道疾患の発症率が高まることが報告されています。つまり、日常生活の中でカビにさらされる環境そのものが、アレルギー疾患の発症リスクを高める要因になり得るということです。
カビによるアレルギー症状の具体的な影響
カビが原因となって現れる主なアレルギー疾患として、前述の気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎の3つが挙げられます。ここでは、それぞれの症状がカビによってどのような影響を受けるのかを詳しく見てみましょう。
気管支喘息(ぜんそく)
気管支喘息は、気道(気管支)の慢性的な炎症により咳や喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという音)、呼吸困難を繰り返す疾患です。カビによるアレルギーがある場合、室内のカビ胞子を吸い込むことで喘息発作が誘発されたり、既に喘息を持っている人では症状が悪化しやすくなります。特に黒カビ(クラドスポリウムなど)は、吸入によってアレルギー性鼻炎や喘息の症状を引き起こす原因となりやすく、気管支に強く影響を与えることが知られています。例えば、梅雨時にカビが繁殖した寝室で就寝すると、夜間から明け方にかけて咳込みや息苦しさが生じるケースもあります。カビによる喘息症状が疑われる場合、室内環境の改善(後述するカビ対策)が喘息管理の重要な一環となります。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜がアレルゲンに反応して起こる炎症で、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こします。花粉症と似ていますが、カビが原因の場合は季節に関係なく一年中症状が続くことも多く、室内環境が大きく影響します。屋内のホコリ(ハウスダスト)に含まれるカビが慢性的な鼻炎の要因となっているケースも少なくありません。実際、アルテルナリア(ススカビ)というカビの胞子はスギ花粉などと並んでアレルギー性鼻炎の原因になることが報告されています。カビによる鼻炎症状は風邪と間違えられやすいですが、「家にいると鼻炎がひどくなる」「梅雨時だけ鼻がムズムズする」といった場合はカビが影響している可能性があります。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、慢性的な湿疹とかゆみを特徴とする皮膚のアレルギー疾患です。ダニやホコリなどと並んで、カビもアトピー症状を悪化させる要因の一つです。室内環境にカビが多いと、その胞子や成分が皮膚に付着したり吸入によって体内に入り込んだりして、湿疹の悪化や激しいかゆみを誘発することがあります。実際、ハウスダスト中のカビはアトピー性皮膚炎の原因となり、症状を引き起こすことがわかっています。例えば、カビ臭い部屋で長時間過ごすと皮膚の状態が悪化する、といったケースも報告されています。アトピー体質の方は特に、生活空間からカビを排除し清潔に保つことが症状緩和につながります。
家庭でできるカビ対策
カビによるアレルギー症状を防ぐには、住環境からカビを極力発生させないことが大切です。日頃のちょっとした心がけで、室内のカビ繁殖を大幅に抑えることができます。ここでは、一般家庭で今日から実践できる効果的なカビ対策のポイントを紹介します。
●室内の湿度を適切に管理する:カビ対策でもっとも重要なのが湿度コントロールです。カビは湿度が高いほど繁殖しやすいため、室内の湿度はできるだけ60%以下に保つよう心掛けましょう。梅雨時や夏場など湿度が上がりやすい時期には、除湿機やエアコンの除湿機能を活用してください。浴室やキッチン使用後は換気扇を回したり窓を開けたりして、余分な湿気を速やかに排出します。押し入れやクローゼットには市販の除湿剤(乾燥剤)を設置して湿気を吸収させておくのも効果的です。湿度計を置いて数値で管理すると目安がつかみやすくおすすめです。
●こまめな換気を行う:空気の流れを良くしておくこともカビ防止につながります。天気の良い日は窓を開けて定期的に換気を行い、室内に新鮮な空気を取り込みましょう。冬場でも1日数回は換気するのが理想的です。特に湿気がこもりがちな浴室や脱衣所、窓の少ない部屋は意識的に空気を入れ替えてください。家具の配置も工夫し、壁から少し離して設置することで空気の通り道を確保できます。
●水回りや結露箇所を乾燥させる:浴室や洗面所、キッチンなどの水回りは使用後にしっかり水気を拭き取り、乾燥させる習慣をつけましょう。浴室では入浴後に壁や床の水滴をスクイージーで除去したり、タオルで拭くと効果的です。また、冬場に窓ガラスやサッシに生じた結露は放置せず、朝に吸水シートや雑巾で拭き取ってください。結露をそのままにしておくとカビの温床になるだけでなく、カビの栄養源となるホコリも付着しやすくなります。小まめな乾燥対策でカビの生育環境を断ちましょう。
●定期的な清掃でホコリを除去する:カビのエサとなるホコリや汚れを溜めないことも重要です。床や棚の上、家具の隙間などに溜まったホコリは定期的に掃除機や雑巾で取り除きましょう。掃除機はHEPAフィルター付きのものを使うと微細なカビ胞子の吸引にも効果的です。カーテンや寝具、ソファなど布製品にもホコリやカビ胞子は蓄積しやすいため、洗濯や掃除機掛けを習慣にしてください。エアコンのフィルターにもカビが繁殖しやすいので、フィルター掃除をシーズン前後に行いましょう。清潔な環境を維持することで、カビの発生率は格段に下がります。
●カビを見つけたら正しい方法で除去する:万一、室内でカビを発見した場合は、早めに適切な方法で除去しましょう。小規模なカビであれば、市販のカビ取り剤(塩素系漂白剤)やアルコール消毒液を用いて清掃します。作業時にはマスクやゴム手袋を着用し、胞子を吸い込まない・素手で触れないよう注意してください。カビ部分にスプレーした後、数分おいてから擦らずにペーパータオルなどで優しく拭き取り、そのまま密閉してゴミ箱に処分します。仕上げにアルコールで拭いて乾燥させておくと再発防止に効果的です。カビ取り作業中は窓を開けるか換気扇を回し、十分に換気しながら行ってください。衣類やカーテンなど布製品にカビが生えた場合は、洗濯や漂白で対応するか、ひどい場合は買い替えも検討しましょう。※塩素系漂白剤を使用する際は、酸性洗剤と絶対に混ぜないでください。有毒な塩素ガスが発生し大変危険です。 なお、広範囲に広がったカビや構造内部まで根を張ったカビは、家庭で完全に除去することが難しい場合があります。そのような場合は無理に自分で対処しようとせず、専門のカビ駆除業者に相談することをおすすめします。
住宅で行うカビ検査
カビは目に見えるものだけが全てではありません。室内環境に広がるカビを正確に把握するには、カビ検査を行うことが有効です。ここでは、家庭で手軽にできるカビのチェック方法と、専門業者による本格的なカビ検査の内容について解説します。
●家庭でできるカビチェック:まずはご自身でできる範囲のチェックです。定期的に家の中を見回り、カビが発生しやすい場所(水回り、窓際, 押し入れ内部、家具の裏など)に黒い斑点やカビ臭(カビ独特のカビ臭いにおい)がないか確認しましょう。壁紙や天井にシミが浮いていたり、押し入れの布製品にポツポツと黒い点が付いていたら、それはカビの可能性があります。また、部屋の臭いにも注意が必要です。なんとなくカビ臭いと感じる部屋は、見えない場所でカビが繁殖しているかもしれません。簡易的な方法として、市販のカビ検査キットを使う手もあります。培養プレートに空気中の胞子を採取してカビの発生度合いを調べる製品や、試薬でカビの有無を判定するシールタイプのキットなどが販売されています。これらを活用すれば、専門家でなくても家庭内のカビ汚染の有無をある程度把握できます。ただし、検査キットはあくまで簡易的な目安に過ぎないため、明らかにカビが発生している場合や健康被害が心配な場合は、やはり専門業者による検査を検討すると良いでしょう。
●専門業者によるカビ検査方法:プロのカビ調査では、家庭では難しい精密な検査を行います。例えば、専用の機器を用いて空気中のカビ菌数(胞子量)を測定したり、部屋の表面を拭き取って培養することで、どの程度カビが蔓延しているかを数値化できます。さらに、検出されたカビを培養・顕微鏡観察したりDNA鑑定することで、カビの種類まで特定することが可能です。カビの種類が分かれば、その発生源や対処法の見極めに役立ちます。加えて、床下や天井裏のカビ、壁内部の結露や水漏れによる湿気箇所など、目に見えない問題箇所も湿度センサーやファイバースコープカメラなどで詳細にチェックします。カビバスターズ福岡でも、各部屋のカビ汚染レベルを測定し種類を特定するサービスを提供しており、カビの原因を突き止めて適切な対策を講じることができます。施工後には再度汚染レベルを計測して効果を確認できるため、確実にカビ問題を解決できる点で安心です。当社は一般社団法人微生物対策協会と連携し、信頼性の高い真菌検査を実施しています。専門業者によるカビ検査を活用すれば、住宅内のカビ状況を科学的に把握でき、効果的な防除対策につなげることができるでしょう。
カビバスターズ福岡が提供するプロのカビ対策サービス
一般のご家庭で行うカビ対策には限界があり、大規模に広がったカビや繰り返し発生する頑固なカビには、やはりプロの力が有効です。私たちカビバスターズ福岡は、豊富な知識と経験に裏打ちされた専門技術で、お住まいのカビ問題を根本から解決いたします。年間3,000件以上のカビ除去実績を持つプロ集団として、あらゆるケースに対応してきたノウハウがあります。
当社が採用しているMIST工法®は、素材を傷めずにカビを除去する独自の技術です。専用薬剤を霧状に噴霧し、削ったり擦ったりしない方法で素材本来の特徴を損なわずカビを根本から退治します。強力な分解力を持つ薬剤ですが、生活環境に配慮した安全性が確認されており、人やペットにも無害です。
また、プロならではの徹底した再発防止策も提供します。カビ除去後には、防カビ効果のあるコーティング剤を施工箇所に施し、長期間にわたりカビの再繁殖を防ぎます。空間中に残る微細な胞子に対しても、空間噴霧やオゾン処理など専門的な手法で対処し、住環境全体をクリーンにリセットします。自力では手が届かないエアコン内部や換気ダクト、床下・天井裏のカビまで、プロの機材と技術で徹底的にクリーニングいたします。
カビバスターズ福岡では、調査(カビ検査)から施工、予防措置まで一貫対応いたします。原因から解決するアプローチにより、再発に悩まされない健やかな住まいを実現します。ご自身で対策してもカビが再発して困っている、広範囲に及ぶカビ被害で手に負えない、といった場合には、ぜひ当社のプロサービスをご検討ください。専門業者ならではの確かな対応で、大切な住環境をカビの脅威からお守りいたします。
まとめ
カビが引き起こすアレルギー症状と、その対策について幅広くご紹介しました。見えにくいカビが、喘息や鼻炎、皮膚炎といったさまざまな健康トラブルの一因となり得ることを改めてご理解いただけたと思います。だからこそ、日頃から住宅内の湿度管理や換気、清掃などの基本的な対策を徹底し、カビを寄せ付けない環境づくりを行うことが大切です。また、定期的に家の中を点検してカビの兆候を見逃さないようにしましょう。
万一、ご家庭でカビによるアレルギー症状が疑われる場合は、早めに原因となるカビを突き止めて対処することが肝心です。簡易キットなどでセルフチェックを行うのも一つの方法ですが、症状が深刻な場合やカビの発生箇所が特定できない場合には、遠慮なくカビの専門業者にご相談ください。プロによるカビ検査や徹底した除去施工によって、ご家族の健康を守る安心・安全な住環境を取り戻すことができます。
カビ対策は早めの予防と対応が勝負です。今日からぜひ、この記事でご紹介した対策を実践してみてください。小さな換気や掃除の積み重ねが、大きな健康被害を未然に防ぐことにつながります。もし「自分では手に負えない」「専門の意見が聞きたい」という場合には、私たちカビバスターズ福岡が全力でお手伝いいたします。お気軽にお問い合わせいただき、プロの力で大切な住まいをカビから守りましょう。皆様が安心して暮らせる快適な住環境を維持できるよう、本記事の内容がお役に立てば幸いです。カビ対策を万全にして、健康で快適な暮らしを送りましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。ぜひ、日々のカビ対策にお役立てくださいませ。
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