新築住宅にカビが発生する理由と対策
2024/09/30
こんにちは!今回は、新築住宅にカビが発生しやすい理由とその対策についてご紹介します。新築なのにカビが生えてしまうのはなぜ?その背後には、工事中の湿気、基礎の水分、高気密・高断熱住宅特有の換気不足など、様々な原因が潜んでいます。カビバスターズ福岡では、カビの調査から除去、防カビ処理までトータルサポートを行い、安心して住める環境を提供します。カビ問題でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
目次
新築住宅がカビやすい理由とその対策
新築住宅は、最新の断熱技術や気密性の高い構造を取り入れているため、エネルギー効率が高く快適な住環境を提供しますが、カビが発生しやすい環境にもなり得ます。新築なのにカビが発生するのはなぜか、多くの要因が絡み合っており、その解明と対策が必要です。以下では、新築住宅がカビやすい理由とその対策について詳しく説明します。
新築住宅でカビが発生する主な理由
1. 工事中の雨の影響
建築工事中に雨にさらされることが、新築住宅のカビの発生要因の一つです。屋根や外壁がまだ完成していない段階での雨は、建物内部に水分を持ち込みます。特に基礎部分や木材が雨水を吸収すると、その水分は後々まで残り、建物が完成した後も湿気がこもる原因となります。工事中の水分が完全に乾燥しないまま家が密閉されると、カビが発生しやすい環境が整ってしまいます。
2. 基礎に含まれる水分
新築住宅の基礎は、コンクリートを使用することが多く、コンクリートはその特性上、硬化する際に大量の水分を必要とします。基礎が乾燥するまでに時間がかかり、特に施工中の気候条件が湿度の高い時期であった場合、基礎部分に水分が残りやすくなります。これが湿気の温床となり、建物完成後も床下などに湿気が滞留し、カビが発生する原因となるのです。
3. 足場のネットで通気性が悪化
建築工事中、足場には安全対策としてネットが張られます。このネットが、外部からの風通しを妨げ、湿気がこもる原因となることがあります。特に雨が降った後、足場のネットが乾燥を遅らせるため、建物内部の乾燥が不十分になることがあります。このような状況は、木材や断熱材に湿気が吸収され、カビの発生リスクを高めます。
4. 工事中の清掃不足
工事中に建物内部の清掃が不十分である場合、ホコリや木屑が湿気を吸収しやすく、カビの発生に繋がります。建設現場では、多くの建材や断熱材が使われ、それらが適切に清掃されないと、微細なゴミが湿気と結びついてカビが繁殖しやすい環境が作られます。さらに、換気が十分に行われないまま内装が進行すると、室内の空気がこもり、カビの原因となるのです。
5. 高気密・高断熱による換気不足
現代の新築住宅は、高気密・高断熱構造を採用しているため、エネルギー効率が高く保温性能も良好です。しかし、密閉性が高い住宅は、換気が不十分になりがちです。空気が流れにくく、湿気がこもることで、結露が発生し、カビの発生を助長します。高気密住宅では、室内外の空気の入れ替えがスムーズに行われないため、特に湿度が高い場所ではカビが発生しやすくなります。
6. 結露の発生
新築住宅の窓や壁に発生する結露もカビの原因となります。断熱性能が高い住宅では、室内外の温度差が大きくなることがあり、その結果として、冷たい表面に湿気が凝縮して結露が発生します。特に冬場、暖房を使用しているときに窓や壁に結露が付きやすくなり、カビの繁殖につながります。結露した水分は、窓枠や壁紙に浸透し、カビの発生源となるため、適切な換気が必要です。
7. 基礎部分の湿気管理の不備
新築住宅の基礎部分に湿気がこもると、床下や壁の内部にカビが発生しやすくなります。基礎断熱工法では、床下の断熱材が外気と内部の湿気を遮断することで、床下に湿気が溜まりやすくなり、カビの温床になる可能性があります。基礎断熱工法によって、湿気の逃げ道がなくなると、建物全体にカビが広がりやすい環境が作られてしまいます。
新築住宅のカビ対策
新築住宅にカビが発生しないようにするためには、以下の対策が重要です。
1. 工事中の水分管理
工事中に雨に降られた場合や基礎部分に水分が残った場合は、しっかりと乾燥させることが重要です。建物が密閉される前に、十分な乾燥時間を確保し、湿気が建物内に閉じ込められないようにすることがカビの発生を防ぐ一つの方法です。また、工事中に定期的な乾燥チェックを行い、湿気が溜まらないようにすることが必要です。
2. 足場ネットの管理
足場のネットを張っている期間中は、湿気がこもりやすいため、天気予報に基づいた工事スケジュールを組み、可能な限り湿気が建物内部にこもらないような対策が必要です。雨が予想される場合、乾燥を早めるための強制換気なども有効です。
3. 換気システムの導入
高気密・高断熱住宅では、換気が不十分になりがちです。特に、新築住宅においては、24時間換気システムの導入が推奨されます。これにより、室内外の空気を効率よく入れ替えることで、湿気のこもりを防ぎ、結露の発生を抑えることができます。換気システムがしっかり機能しているかどうかも定期的に点検が必要です。
4. 結露対策
結露を防ぐためには、断熱材や窓の性能にも注目する必要があります。結露の起こりやすい場所には、結露防止シートや断熱効果の高いカーテンを使用することで、結露を最小限に抑えることができます。また、換気扇を定期的に回すことで湿度を下げ、カビの発生リスクを減らします。
5. 防カビ剤の使用
新築住宅の建材には、防カビ剤を使用することも効果的です。特に湿気がこもりやすい場所には、防カビ効果のある液剤やコーティング剤を使用することで、カビの発生を未然に防ぐことができます。
新築住宅でカビが発生した際に取るべき具体的な行動
1. 専門業者への連絡
カビが発生した場合、まずは専門業者に連絡を取り、現状の確認と適切な対策を講じてもらうことが最善です。業者による詳細な調査により、カビの原因や発生箇所を正確に把握することができます。
2. カビの種類を特定する
カビにはさまざまな種類があり、それぞれに適した除去方法が存在します。専門業者は、カビの種類を特定し、適切な薬剤や方法を用いて根本的な除去を行います。
3. カビ除去と防カビ処理
一度カビが発生すると、その根元まで完全に取り除かない限り再発する可能性があります。専門業者が行うカビ除去作業では、カビの根元から除去し、防カビ処理を施すことで再発を防止します。
4. 換気や湿度管理の改善
カビの再発を防ぐためには、換気や湿度管理が不可欠です。専門業者は、必要に応じて換気システムの見直しや湿度管理の提案を行い、長期的にカビの発生を防ぎます。
最後に
新築住宅は一見、完璧な環境に見えるかもしれませんが、実は隠れたカビリスクが潜んでいることが少なくありません。工事中の湿気や清掃不足、高気密・高断熱住宅特有の換気問題が、カビの発生を助長する要因となります。カビバスターズ福岡のようなカビ取り専門業者に依頼し、カビの発生を未然に防ぐための対策を講じることが、健康的で快適な住環境を保つための重要なステップです。
もし新築住宅でカビの発生が疑われる場合は、専門業者に相談し、早めに対策を取ることを強くお勧めします。
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